「 他人を蹴落としてでも上に行く覚悟がなきゃ
音楽の世界で生きてなんていけない。
はむちゃんだってわかってるでしょ?キレイな世界じゃないんだよ。
誰もみんなプリマドンナになりたいんだよ。
プリマドンナの後ろには常に何人も何人も控えてて、
いつか蹴落としてやるって、常にスキを狙ってるんだよ。
はむちゃんは歌の勉強は頑張れるかもしれない。でも、そーゆう世界で生きていけるの?頑張れる?
はむちゃんにはムリだと思うよ。
猪突猛進型でもないし、悩んでる時点もうだめ。
悩むヒマなんてないもん、本当にやりたい人はね。
どんなに歌の才能があったって、上に行く才能と情熱がなきゃむりだよ。
才能×情熱×努力=実力 なんだからね。
どれかひとつでもマイナスになれば、その時点で実力はマイナスになっちゃうんだよ。
まぁ、それでもやりたいって言うなら止めないけど。
わたしは就職したほうがいいと思うなあ。 」
遠回りするのは怖がってるから。
音楽がやりたいのに踏み出せないのは、わかってるから。
近づきたいのに近づけない。後悔するってわかってるのに一歩踏み出せない。
やるなら一番になりたい。中途半端は一番かっこわるい。。
でも、人を蹴落としてまで一番にならなくちゃいけないのかって
考えると、違う気もする。
綺麗じゃない世界で生きていけない性格だってこともわかってる。
でもさ、歌ってないと私死んじゃうですけど。
何かに必死になるってことは、それに呪われるのと一緒。
ピアノだって歌だって、やればやるだけ自分のダメなところばっかり見えて
辛すぎて、包丁で指ぶった切ろうとしたり楽譜ぐちゃぐちゃにしてたたきつけるような演奏したり
喉なんかつぶれちまえって首をかきむしって、マジ雛見沢症候群みたいな状態になったり
いろいろあるけど、それでもそれでも弾かないと死ぬし、歌わないと死ぬし
弾けないのも歌えないのも、死ぬよりつらいし
そうやって音楽を16年間続けてきて、
やっぱり今でものろわれ続けてる。これからもきっときっと。ずっと離れられない。
いや。今となっちゃ全部笑い話なんだけどな。
就活、いってきます。
私はもう、音楽を仕事にはしないよ。だってきっとさ、私が死ぬときは音楽に殺されるんだよ。