あのトヨタの外国人女性役員は無罪なら辞任しなくてもよかったのではないかと思えたりして、今考えてもおかしな事件に思えるので、その件について考えてみました。

もしアメリカ本国だとこのようなケースは女性が損害賠償かなんかで訴えたりするのもありではないかと思うのですが、そのあたりはアメリカの事情に詳しげな、ひるおびに出演中の八代弁護士にでも聞いてみたいものですが、日本だとこのような幕引きにならざるを得ないのでしょうか。

日本で裁判起こしたとすると、真っ先にトヨタのイメージが傷つくので止めて欲しいと社長直々に言われそうですが、輸入薬物は本当に持病のひざの痛み止めだったらしく、違法使用でハイになるために使うつもりとかではないことが確認されたようでした。

無許可での輸入が日本では禁止されている薬物であることを知らずに輸入したので罪になるというのあれば、何で逮捕しておきながら、誤認逮捕さながらの釈放になるのかというのが個人的には疑問なのですが、犯罪性が低いからという理由で釈放されても、その間にすでにトヨタの役職を辞任に追い込まれており傷ついた彼女のキャリアは元へは戻せません。

日本の法律を知らずに輸入してしまったことが悪かったということなのですが、医師の診断書を取っておけば問題なかったということですから犯罪性が薄いことは明らかです。

外国人だし日本の法律を知らなかったので大目に見てやるということで釈放されたのだと思うのですが、それなら繰り返しになりますが彼女が傷つかない前に釈放すべきではなかったのではないかと思います。

彼女がごく普通の一般人ならこのようなことにはなららなかったのではないでしょうか、あまりにもよくあることで話題性に乏しいからです。

どのような狙いなのかは知りませんが、いかにもこれ見よがしの何らかのパフォーマンスの匂いがします。

日本の法律を知らなかった大手企業のアメリカ人女性役員が逮捕され、世間を騒がせたということで、会社を辞め、犯罪性が薄いということで釈放されて帰国したという事件でこのまま終わってしまうのでしょうか。