風さんは、職場の同僚で、


私に彼氏を紹介してくれた人でした。


風さんは、年上で、私より半年遅くに入社して


それでも、姉御肌で人懐っこい人だったから


私が風さんと仲良くなれるのに


そう時間はかかりませんでした。


ある朝、風さんと送迎バスが一緒になって


風さんから


「後に私の彼氏になる人」が、


私とのデートがうまくいかないことを悩んでいるという話がありました。


私はその日、


カナリアの安達さんがいかにかっこよかったかを


熱く語ろうとしていたけれど、


それはやめにして正解でした。


その日の夜、私は彼に告白されました。


次の日、風さんとすれちがいのシフトで


引継ぎをしてもらっているときに


彼と付き合うようになったことを報告しました。


風さんは、


「よかったじゃんニコニコ」と超スマイルでいってくれて、


いつもどおりの笑顔でさっていきました。


それが風さんをみた最後でした。


その次の日の仕事中、


彼女は亡くなりました。


それがちょうど一ヶ月前のこと。



風さんには、いっぱい助けてもらったのに、


私は何も恩返しできていないこと、


いまだに後悔しています。


ただ、こないだ、風さんの彼氏さんに会ったときに


「先月に一緒に行った(風さんと、風さんの彼氏さん、私、私の彼氏になった人)お祭り、


あれは、楽しかったよね」と


やさしい笑顔で言われたことで


なんとなく救われました。



そういえば、


以前の飲み会で、


風さんが真剣なまなざしで私にこういいました。



「私が前やってた仕事でね


手相をみれるっていうお客さんが何人かいたんだけど、


その人たちに口をそろえて言われたことがあるんだ。


『風ちゃんはね、今までは自分のために生きてきたと思うけど、


これからはね、


上の人を助けなさい。


それがあなたの宿命だよ』ってね。


その上の人ってのがりぃちゃんだって思った。


私が、りぃちゃんを命をかけてでも守るよ。


それが私の宿命だから」と。



私のこと守らなくてよかったから、


もう少し、生きてほしかったです。



そういえば、彼氏に出会わせてくれたこと、


私のユニット最後の日、


というタイミングが重なって


偶然が偶然じゃないように思えてきました。


そして、いまだにまだ風さんに会えるような気がして、


次会ったら、どんな話をしようか、


今日あったことを聞いてもらおうと


頭の中で考えてる私がいます。



最後に風さんへ



約9ヶ月間、本当のお世話になりました。


風さんがいたから、


あの会社に楽しくいけてたといっても


過言じゃないくらいでした。


またきっとすぐ会えますよね?


次会ったら、


ダブルデートしましょうね。


相談とか愚痴とかきいてくださいね。


彼氏さんとのこと、


つんでれしながらのろけてくださいね。


そんな日がくるときまで


次は、私が風さんを守れるように


強くなっておきますね!


ありがとうございました。