あの頃よく通った店
暫く遠のいていたあの店に
ふと立ち寄る
車が行き交う交差点
この席から毎日の様に眺めていた
懐かしい景色が
僕の目に映る
コーヒーの香りが立ち込めてくる
その瞬間
僕は「今」に居ながら
あの頃の映像が
僕の瞳のスクリーンに映る
忙しない君が
息を切らしながら
店の扉を開ける
顔をクシャクシャにして
はにかみながら笑う
このまま二人いつまでも
笑っていられると思ってた
あの頃の君は
今もここにいたんだね
次に君と逢える時
「今」感じた感覚
胸が熱く
涙が溢れる程の思い
この感覚を必ず感じる
君と初めて逢った時と同じ
僕は忘れることはない
少し肌寒い風と共に
金木犀の香りがする
三日月の夜交わした約束
君も思い出しているだろうか
「またお逢いしましょう」
想い出に浸る間
どの位の時間が経っただろう
すっかりコーヒーも冷めてしまって
夜空にはあの頃と同じ三日月
君もどこかで見てるだろうか
君を想う
そんな三日月の夜
ドリー・レイコ
