*●w●){ちょっと本気でアニメ考察13【壁を壊せ?】 | 小新井涼オフィシャルブログ「もし現役大学院生(仮)が毎週アニメ100本みて感想をブログに載せたら」Powered by Ameba


今週もやります徒然喋りのこのコーナー。
今回は「たまこまーけっと」を見ていて感じたこと。



餅屋の娘のたまこが街のみんなや学校の友達と過ごす日々をうさぎ山商店街中心に描く日常アニメ……と思いきや。
そこに飛んで来たのは人語を理解し喋る鳥デラ・モチマッヅィ。
映写機になったり南国の王子と知り合い?だったり、何かとファンタジーな要素を持ちつつもほんわかと進んでゆく優しい作品です。



京アニさん、しかもけいおんスタッフさんが多い作品ということでこれももしかしたら日常系という形で認識されるのかなあ。と感じつつ、その言葉では表しきれない旨みのようなものがあるお話だと思っています。

多分それは何とも言えないノスタルジックな感じ?と、今まで日常系アニメを楽しんできた視聴者層さんだけでなく、むしろアニメをあまり視ない人にも視てもらえる。楽しんでもらえる新しいジャンルになるんじゃないかと感じたからだと思います。


その時代を実際に体験したことがなくてもなんだか懐かしいと思える昔ながらの商店街での人々との繋がり、頑固なお父さんや実家の店の手伝いをする子供、銭湯での描写などなどなど。
上の世代だときっと懐かしく?知らない世代でもなんだかほっこりするような雰囲気にノスタルジーを感じます。

前に、そう言った懐かしい時代を描いた作品がよいと思われてしまう時代は未来に希望を持てていない。
という記事を読んだことがありました。
が、そういう後ろ向きな憧れではなく自分にとってはむしろ美術館や博物館で未知のものを見たり知ったりする時のわくわくに似た刺激になってると思うのです。
うーん不思議な感じ。言葉にするのが難しいのですが。



それと、アニメをあまり視ない人にも楽しんでもらえるんじゃないかという考えは、恐らく逆にそういう方々にも視てみてほしいという自分の願望からきてるものかもしれません。

最近、特にアニメに興味がなくても深夜アニメは何となく視てる、という人がかなり多くなってきてる気がします。(当社比)

ライトヲタクやらファッションヲタクなんていう言葉も生まれて、ヲタクという存在も大衆化されたと言われることもありました。色々と複雑なところもありますが。

でもそれって今までアニメに興味が無かった人がヲタク化したんじゃなくて、アニメ自体の方が「アニメ好きにしか楽しんでもらえないコンテンツ」という殻を壊しているのではないかと思ったのです。

とくにこのたまこまーけっと。
これはちびまる子ちゃんやサザエさんなんかと同じく夕方のお茶の間で子供からおじいちゃんおばあちゃんまで楽しめる作品じゃないかなあなんて思うのです。

まあ小新井自身はアニメしか視ない偏りのある人なのであくまで予想でしかないし、先ほど言ったような願望も含まれているのですが。

でもでもそう思わせる作品でありながら、従来のアニメ好きにも楽しんでもらえる「流石京アニ絵が綺麗!\(^o^)/」と万歳するしかない可愛いキャラやらファンタジー要素のあるモチマッヅィの存在などもちゃんと盛り込まれていたりもするのです。

その、より幅広い視聴者さん層に楽しんでもらえそうな程よいバランスがすごいなあと思ってそんな願望が生まれた・・・といいますか、
きっとアニメを視ない人にも「こんなアニメもあるんだよー!」と知ってもらいたい、これをきっかけにアニメにも興味を持ってもらえたらという想いが一番強いのかもしれないと思ったりなんだり。

あとヲタ魂あるあるな布教精神が、この作品が普段からアニメを視ている人にしか視てもらえないのは勿体無い!と思わせてるのかもしれませんし、そう感じさせるだけの何かがこの作品にはあるのかもしれません。



なんだかこう書いていますと、それではもしかして「アニメはヲタクしか視ないもの」というイメージをつけてアニメ自体が広く楽しんでもらえることを妨害してしまっているのって逆にヲタクの存在なんじゃないかとかふと思ってしまって反省でむせび泣きそうにもなるのですが、同じく作品を盛り上げているのも熱狂的なアニメヲタクである以上そこは一筋縄では語り尽くせなくて。

そのことに関してもまた深くいつか喋れるようになったらな、と思いましたとさ。


最後は少し話が逸れかけましたが本日の語りはここまで。
ご一読ありがとうございました。

小新井涼でした♪



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