F3 ~Forin3~

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日記や何かを作るもの。
時々更新。

一次創作・二次創作をメインに活動中。


小説家なろうに投稿している一部の小説の一部をこちらでも公開しました。


よろしければどうぞ。サイドバーの「Wantedゲーム」からでもいけます。


Wantedゲーム プロローグ

2014.3.18





Amebaでブログを始めよう!

PSO2の二次創作小説です。


安斉さんのキャラクター(イドラ)をご拝借しました。


多分リレー小説になります!



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Day-2 無邪気と手紙



「いたいた、晄実ー!」


 自らが所属するチームのオーダーを終わらせ、何をしようかとロビーをうろついていた晄実に、無邪気な呼び声がかかる。聞きなれた声色に振り返ると、そこには彼が想像した通り小さな隣人、もといサポートパートナーである沙耶が居た。思えば彼女に出した指令の時間はとっくに過ぎている。しかし、ルームに来てほしいという、メールは届いていなかった。不思議に思いながらも晄実は彼女を見る。すると、一通の手紙を抱えている事に気が付いた。だが、アークスとしての性か、いつもと違う行動を取る鞘に、問わずにはいられなかった。


「何だ?報告ならいつも通りメールで」
「今回は別の用だよ!可及的且つ速やかに渡してほしいって言われたんだよねー!はい、これ。今読んで!」


 主人の問いを遮る様に返された答えと、差し出された手紙に、彼は嫌な予感がしていた。命がけの仕事をしている以上、こういったものはバカに出来ない。しかし、おつかいを頼まれ、成功させようとしている子供を悲しませることは晄実には出来ず、おそるおそる手紙を受け取り、沙耶に礼を言った。
 裏返し、差出人を確認した。
 瞬間、沙耶の目に映ったのは、膝から崩れ落ちた主人だった。


「あ、晄実ー?」
「沙耶を使ってまで送ってくるとは…あの野郎…!」


 恨みのこもった声に、沙耶は思わずたじろいだ。チラリ差出人を見れば、男性の名前だ。データベースに照合すれば、とある大手企業の重役の名、そして、顔写真から主人の父親であることが判明する。
 中を開くよう促し、隣から覗き込めば、社交パーティの招待状だった。日付は、明後日。その下には、「強制参加」という招待としては不釣り合いな文字と、2名以上での参加必須という短い文。
 沙耶が首を傾げるのと、まずいなと晄実が呟くのはほぼ同時だった。彼女が疑問を口にすれば、主人は答えた。


「…2名以上での参加ってことは、多分、零弐を連れてこいってことだ。どちらか1人…あわよくば2人とも家に戻そうって魂胆だろ。だけど、キャストである零弐を参加させるわけにはいかねぇし、かといって、親父の顔を立てないわけにもいかない……どうするか…」


 晄実がああでもないこうでもないと思案する中、沙耶は小野が主人が本来ならばアークスでなくてもよい人間であること、そしてかなりのお人よしであることを改めて認識した。
 ふと、キャンプシップ発着場への入り口から、声が聞こえた。晄実にとっては聞き慣れた、沙耶にとっても憶えのある声に、2人は顔を向ける。思った通り、晄実の動機であるイドラが、現在の相棒とともに任務へ出向くところであった。


「そうだ、あいつだ…!あいつを身代わ…代理に誘う」


 彼は指を鳴らし、イドラの方へと向かって行った。
 沙耶はそれを見送ると、メールを打ち込む。送信ボタンは、マイルームに戻ってからにしようとテレポーターへと足を向ける。彼女は数十秒前の晄実の顔をこう語る、あんないい笑顔の主人は見たことがなかったと。


「イドラ!」


 晄実に声をかけられたイドラは、相棒に先に行って待っててくれと言って、彼に近づいた。


「なんだよ晄実。これから任務なんだけど」
「見りゃ分かるさ、すぐに済む」
「……で?」
「突然だが、明後日暇か?」
「え?あぁ、暇だけど…まさか、飲むのか!?」


 急な誘いに、もっともらしい理由―一番あってほしい願望だろうが―を見つけたイドラは、晄実の襟首を掴んで引きあげ、きらきらと輝く目を彼の視界に押し付ける。更に前後に揺すり、なあなあ!と話の続きを促している。人は好物を前にすると、何も見えなくなるようで、イドラは晄実が今どんな顔をしているか気づいていなかった。
 2人の身長差は約20センチ近くある。高いほうであるイドラが、低いほうの晄実の襟首を持ち、引きあげたらどうなるか。


「…おい、イドラ」
「なんだよ?」
「降ろせ」


 同期生の地を這うような声を聞いてから、イドラは下へと視線を移す。晄実の体は、5センチ程浮いていた。あ、悪いと手を離し、着地し咳込む彼の背中を見ながら、イドラは笑ってしまう。大の男が、足がつかないほどに持ち上げられた事実が、彼の笑いの沸点を超えてしまったようである。だが、笑われたほうはたまったものではない。


「お前…人を持ち上げといて笑うとはな」
「いや、だって、180超えた奴が、ぶふっ!」
「テメェがでかすぎんだよ、ト○ロが!」


 大笑いする同期の脛に、晄実は仕返しとばかりに蹴りをいれた。

 イドラが鳴りやまないせかしにもう少しと返信し、晄実に続きを促すが、彼は首を振る。


「任務だろ。詳しいことは夜に連絡するから、取り敢えず、お前は明後日予定空けとけ」


 いいな!との念押しに、イドラは元気よくうなずき、キャンプシップへと走って行った。晄実は、丁度よくきたメールを確認しながら、マイルームへと向かった。




続きは安斉氏のサイトで!







PSO2で使っている自キャラの設定です。

後々増えます。





AKIZANE

晄実 Akizane 

男 ヒューマン 年齢:24 身長:185程度

クラス:ブレイバー(Br)/ハンター(Hu)

一人称:俺 二人称:君、お前

仮想CV.小西克幸さん

詳細:

クール系男子。生来の面倒見の良さと、お人好しな性格から、兄貴肌な一面もある。

趣味は家事と料理、読書など、家庭的。
自分よりも他人の為に活動しているが、巡って自分の為にもなっている。集団の輪に無理に入る事はなく、少し外れた所で微笑みながら見ているようなポジション。
暴走しがちな月故のストッパーとして、一緒に行動している。恋情より友情が圧倒的に勝っている。本人は悪友だと思っている。
キャストの妹が居る。







Reini


零弐 Reini
キャスト 女 年齢:20 身長:170代
クラス:バウンサー(Bo)/ブレイバー(Br)
一人称:私 二人称:あなた、君

仮想CV.沢城みゆきさん

詳細:

穏やかで控えめな女性。常時無表情で、それを隠すためにマスクをしている。元ヒューマン。
キャストらしく合理的な考えをするが、敢えてそう発言しているような素振りをみせる。任務を忠実にこなし、何でもそつなくこなす、多くのアークスに埋もれるが、ちゃんと評価は貰う仕事人タイプ。
本当はキャストでなくてもアークスになれたが、無理に押し通した。

十夜は研修生時代の同期で、軽くストーカー行為を受けているが、本人は全く気にしていない。
ヒューマンの兄が居る。







Yue


月故 Yue 

デューマン 女 年齢:23 身長:175くらい

クラス:ハンター(Hu)/ファイター(Fi)
一人称:僕 二人称:君、アンタ

仮想CV.高垣彩陽さん
詳細:

負けん気の強い僕っ娘。幼い頃から気が強かった所為か、幼馴染の晄実と同じ扱いで育てられたため、女性らしいことはほぼ一切しておらず、家事よりも狩猟、刺繍よりも虫捕り、恋より喧嘩、やられたらやり返す等、そこらの男よりも男らしくなってしまった。流石の親も苦笑いだった。
からからと笑い、サバサバしている。姉貴肌。怒りに呑まれると手が付けられなくなる。
晄実とは一緒に行動しているが、恋情より友情が圧倒的に勝っている。よく勘違いされる。本人は腐れ縁と同じ位の悪友だと感じている。








TOUYA
十夜 Toya

キャスト 男 年齢:21 身長:190程度

クラス:ブレイバー(Br)/レンジャー(Ra)

一人称:俺、俺様 二人称:アンタ、お前

仮想CV.吉野裕行さん

詳細:

空気の読めるチャラ男。元ヒューマン。聞き上手の話し下手で、人の輪にするりと入っていく。自分の本質を全く見せないにもかかわらず、周りにはそれを気付かせない技量がある。歯に衣着せぬタイプだが、理解してくれている友人はそこそこいる。

基本ぼっち。

零弐とは研修生時代の同期。軽くストーカーになっているが、自分でもしている理由を理解できていない。



あ、お久し振りです。生きてます。


すみません、1年以上も放置してました。

ツイッターの方に居る方が多いので、ツイッター貼ろうか迷い中です。