~重要政策について首相にアドバイスする重要ポストが、首相補佐官だ~
自民党政権時代、首相官邸に常駐する政治家は首相、官房長官、官房副長官の3人だけという時期が長く続いた。首相官邸は各省が送り込んだ官僚のみが常駐している状況で、歴代首相にとって官邸の機能を強化することが大きな課題の一つになっていた。
こうした事情から、首相補佐官が法律に基づいて設けられたのは1996年の橋本内閣時代の内閣法改正だった。「内閣総理大臣補佐官は、内閣の重要政策に関し、内閣総理大臣に進言し、及び内閣総理大臣の命を受けて、内閣総理大臣に意見を具申する」と規定されている。目的は首相官邸の機能強化で、当初は3人までだったが1999年の改正で5人までに増やされた。
つまり、首相補佐官は、「重要政策」について必要に応じて首相にアドバイスをすることが期待されて作られたポストだ。