産んだら不幸になるから、おろさなきゃなんないの? | 未婚シンママさきの@咲き野

産んだら不幸になるから、おろさなきゃなんないの?

タイトル、重っ!!



私はNHKのEテレ、元の教育?が好きで、番組表をダーッと見て、ムスメの勉強になりそうな番組、特に理科や社会、生活関連の良さそうなのがあれば、予約しといて、ムスメと見てます。

こんな儲からない番組を作るのはNHKだけだと見直してるところです。



で、見つけたのが、「バリバラ 障害者情報バラエティ」という番組。

サブタイトルが、障害者は出産しちゃいけないの?」だったので、どんな番組か興味が湧いて、録画しました。

障害者と言っても、身体や精神、様々ですが、この番組にそういうくくりはなさそうです。
でも、発達障害と知的障害は、まだ取り上げてる様子はありませんでした。

いきなしですよ、テーマが重い。

出演していた障害者の皆さんは、妊娠した時に、相当家族からの反対を受けてきたようですね。

家に突撃されたり電話がガンガンなったりして、家族や親戚からおろせおろせと言われ、施設に逃げた夫婦のお話を聞いていると、産まれてこれなかった赤ちゃんも相当いるんだろうなーと、心が痛みました。

四肢麻痺の親がどうやって赤ちゃんのおむつ替えをするの?そんなことまで誰かの手を借りなきゃなんないなら、生む資格ないじゃん!とかいう人もいるだろうし、家族や親戚は、そのしわ寄せが来るのが耐えられないのかもしれませんね。

番組では、障害者同士の夫婦は、ヘルパーさん、支援者やボランティアの手を借りて育てるという話をしていました。

昔はこんな話、タブーだったはずですよね。
でも、言葉を飾ることなく、障害者本人が健常者と共に、テレビで討論できる世の中になったんだなぁと思います。

それは、日本が、障害者が子供を産むことに対する受け皿が、ずいぶん整ってきたからじゃないかと思います。

障害者にも健常者と同等な生活をする権利があって、できるだけそうあれるよう、サポートする仕組みがあり、それを仕事にして生活して行く人や、ボランティアしたりしていろんな人が潤っていくような仕組み。
まだまだ足りないとは思うのですが。
メンタル面でも成熟してきたのかなぁと思います。



しかし、出産した障害者の方の親が、ごめん、言葉は悪いけどksすぎる。

「産まれてきた子供が差別に合わないか心配。
今はまだ2歳だからわかっていないけど、これからわかるようになったらかわいそう。」

みたいなことを言っていました。

いやいや、

障害者を差別しているのは、あなた自身!

もう一回言わせて。

自分の娘を差別される対象だと思っているあなたが一番差別してるじゃん!!

元気なお嬢ちゃんが生まれて、夫婦仲も良くて、いろいろ大変だっただろうけど2歳まで無事に大きくなってて、いつまでグダグダ可哀想可哀想言ってるん!?
あなたのオツムが可哀想やわ。

と、怒りに震えてしまいました。



そんでやっぱり、自分や他の未婚ママさんたちのことを、考えてしまいました。

未婚で産むことを反対されて、悩んで辛くて追い詰められて、ママの心が折れてしまって、守られなかった命、未婚で産まれてきた赤ちゃんの何倍いるのかな?

どんなに反対されても命を守ったママさんたち、誇りに思ってほしいな。

確かにいるよ、彼氏ができて子供そっちのけとかのシングルマザー。
虐待してるシングルマザー。
殺害までしてしまったシングルマザー。
絶対にあってはならないこと。

でも、シングルマザーに限ったことじゃない。
シングルマザーってだけで目立つだけ。
しない人はしないんだ。
する人は、優しい旦那さんがいても、お金持ちでも、する。

古い言い方だけど、色眼鏡で見るのは、やめてほしいな。

シングルマザーだからとか、若い母親だからとか、障害者なんだからとか。

私が知っている未婚ママさんたちはみんな、爪の垢いただきたいくらい頑張り屋さん。
これからも命を守り抜いたこと、誇りに思って自分を褒めてあげてほしい。

ね、これからも、がんばりましょう( ´ ▽ ` )!