電気管理技術者への準備であれこれ調べているうちに、気付いたことが

有るのでちょっと書いておきます。

 

昔中京テレビで西川きよしさんが地方の町を散策していきなり地元の

お宅に訪れるっていう番組があったのですが、いきなり見ず知らずの

人たちの中に入って輪の中に溶け込んでしまうっていう、とても印象

深い番組でした。

NHKで鶴瓶さんも同じような事をされていますが、どちらも面白いで

すけど、西川きよしさんの方が自分的には凄かったです。

ほんの一言ポッと話しただけで、ドッと周りが和むという、もう話術

とかトークテクニックとかそんなレベルじゃなくて、達人の超絶技と

か、剣聖の間合いとか、大げさじゃなくそんなイメージを受けまし

た。そして和んだ後は、一般の方たちが自ら面白い話しを次々披露し

てくれるという感じで勝手に進行していくのでした。

 

最近よくこの番組の事を思い出すのですが、なんでだろう? と考え

ていると、電気管理技術者の開業準備と関係があるみたいでした。

 

自分も含めてですが、技術屋さんはコミュニケーションの苦手な人が

多いです。面倒な対人関係を避けるために技術的な事に専念したがる

という傾向が大なり小なりありますね。

 

ところが電気管理技術者になるとそうもばかり言っておれません。劣

化した設備を更新するよう促していく業務があるのですが、更新には

相応の費用がかかります。限られた事業資金の中でいかに予算を捻出

してもらうか。人間は感情的な生き物なので、正論で押しても上手く

行かない場合も多々あります。却って頑なに拒まれてしまう事にもな

りかねません。

 

そうなるとやはり普段からのコミュニケーションで信頼関係を構築し

ておいて、イザというとき真剣に耳を傾けてもらえるようになる必要

が有るなぁ~、と遅ればせながら思ったわけです。

 

技術知識はもちろん必要ですが、それだけじゃダメかもでして、こち

らの専門的な要望や提案に耳を傾けてもらえるようにならないと、電

気管理技術者としてキチンと務まらないんじゃないだろうか?

 

という事で、相手に上手く伝えるのも業務の内、伝え方にもハウ

トゥーが有るみたいなので、ちょっと勉強してみようかなと思い、何

冊か買って読んでみました。

結構面白くて勉強になります。

もっと若いうちにこういうのを読んでおけば良かったかも。