My Story 2
思えば、あの時「夢」や「目標」って何も無かったな。
ただ毎日楽しく遊んで、それが普通。それ以上は無いと思ってた。
結局、卒業した後は何もしていなかった。バイトもしてない。
プー仲間と朝までドライブしたり毎日同じだった。
溜まり場だった「Denny's」何杯もコーヒー飲んで、日が昇ったら帰る。
そんな「日常」モヤモヤしていた。
ある日、彼は言った。
「サーフィンやろうぜ!」
初めてだったかもしれない。自分から率先して何かを言い出すのは。
それから、「サーフボード」を買うためみんなバイトした。
毎週土日は、車で「湘南」。
サーフィンなんて名前だけで、みんな海にプカプカ浮いてるだけだったよ。笑
それでも「何か始めた!」それだけで十分だった。
やがて、秋になり、冬になり。
「サーフ」できない、「退屈な日常」がくる。
みんな、仕事だったり彼女ができたりあまり集まらなくなっていた。
彼の友達の1人が、雪山にリゾートバイトに行った。
ヒマな彼は毎週、その友達に会いに「苗場」に行った。
自然に「スノーボード」始めていた。
だた・・・・。
彼は、悔しかった。
週末しか滑れない「彼」。毎日滑れる「友達」。
どんどん上手くなる「友達」がうらやましかった。
ただ、季節はもう春になりかけてたし。バイトできる山なんてなかった。
まだ滑れるとしたら「海外」。
「バイト」から「正社員」になっていた彼。
仕事を辞めた。
「航空券」を買った。
生まれて初めて乗る「飛行機」は「Air Canada」。
外人CAに「飲み物何にしますか?」と聞かれて。
「チキン・プリーズ」と言った。のを覚えています。汗
初めての海外は「1人」。
19歳。さくらの咲く頃。
Mr,children 「星になれたら」
元々は、僕の「失恋ソング」。何かを始めるときはこの歌を聴きたくなる。
何かにつまずいた時は、空に手をかざしてみよう。
この風はきっとどこかで、きみと繋がっているから。
ココ(Canada)で今吹いてる風は、数時間をかけて。
日本に届いてるのかもしれませんね。