My Story 2 | 「折り紙」でアメリカ全土を渡り歩く!2011年東北大震災募金の記録by長島昌志

My Story 2




思えば、あの時「夢」や「目標」って何も無かったな。



ただ毎日楽しく遊んで、それが普通。それ以上は無いと思ってた。









結局、卒業した後は何もしていなかった。バイトもしてない。


プー仲間と朝までドライブしたり毎日同じだった。


溜まり場だった「Denny's」何杯もコーヒー飲んで、日が昇ったら帰る。


そんな「日常」モヤモヤしていた。



ある日、彼は言った。


「サーフィンやろうぜ!」










初めてだったかもしれない。自分から率先して何かを言い出すのは。










それから、「サーフボード」を買うためみんなバイトした。



毎週土日は、車で「湘南」。



サーフィンなんて名前だけで、みんな海にプカプカ浮いてるだけだったよ。笑



それでも「何か始めた!」それだけで十分だった。










やがて、秋になり、冬になり。


「サーフ」できない、「退屈な日常」がくる。


みんな、仕事だったり彼女ができたりあまり集まらなくなっていた。


彼の友達の1人が、雪山にリゾートバイトに行った。


ヒマな彼は毎週、その友達に会いに「苗場」に行った。







自然に「スノーボード」始めていた。







だた・・・・。



彼は、悔しかった。



週末しか滑れない「彼」。毎日滑れる「友達」。



どんどん上手くなる「友達」がうらやましかった。





ただ、季節はもう春になりかけてたし。バイトできる山なんてなかった。



まだ滑れるとしたら「海外」。









「バイト」から「正社員」になっていた彼。



仕事を辞めた。



「航空券」を買った。









生まれて初めて乗る「飛行機」は「Air Canada」。













外人CAに「飲み物何にしますか?」と聞かれて。


「チキン・プリーズ」と言った。のを覚えています。汗












初めての海外は「1人」。



19歳。さくらの咲く頃。














Mr,children 「星になれたら」



元々は、僕の「失恋ソング」。何かを始めるときはこの歌を聴きたくなる。





何かにつまずいた時は、空に手をかざしてみよう。


この風はきっとどこかで、きみと繋がっているから。





ココ(Canada)で今吹いてる風は、数時間をかけて。


日本に届いてるのかもしれませんね。