家の近所で日本水仙が咲いていました.

早い開花のような気がしますが,文献によりますと,12月中旬には咲き始めるそうです.

 

関西での「水仙」のイントネーションは,後ろほど下がります.

ところが,関東での「水仙」のそれはずっと同じ高さ(平板!)なので,われわれ関西人には「水洗」と聞えます.

 

学生時代の,私と,東京から来ていた同級生との会話です.

最初が私で,聞こえたとおりに書きますと,

 「水仙が綺麗に咲いているね.」

 「え? 何が咲いてるって? なーんだ,水洗じゃないか.

  ちゃんとショージュンゴでしゃべってくれよな.」

 「わかった.これからはヒョージュンゴで話すよ.」

となります.

『ヒ』を強調して言ったのはモチロンです.

 

われわれには水仙といえば日本水仙のことですが,

御多分に漏れず水仙にも沢山の品種があります.

私が好きな2つを掲載します.

 

スズランスイセンはヨーロッパ南部の原産で,昔からあります

(私が持っている,59年前発行の植物図鑑にすでに載っています).

花びらのふちの,緑色の「ふ」が可愛いです.

 

 

ペチコートスイセンもヨーロッパ南部の原産です.

副花冠だけが目立っていて,これも可愛いです.

 

 

「水仙」が曲名に入った歌はたくさんあります(注1).

 

当ブログ「シェナンドー」に登場しましたブラザース・フォアの「七つの水仙」はその一つです.

原曲名は,Seven Daffodils(Fran Moseley作詞,Lee Hays作曲)で,日本での曲名はその直訳です.

 

 僕には土地も豪邸もお金ない.

 でも,君に,千の丘に訪れる朝を見せて,

 キスして,七つの水仙をあげることができる ---

 

というような内容の歌です.

日本語歌詞には,なかにし礼さんのものがあります.

1964年,フォークブームに乗ってヒットしました.

ビートルズも全盛期で,私はどっちも聴いていました.

 

歌詞にだけ「水仙」が登場する歌もたくさんあります(注2).

当ブログ「思い出」に登場した,松崎しげるさんの「愛のメモリー」がそうです.

 

素晴らしい歌唱なので,サビの部分に隠れてしまいそうですが,

二番の歌詞に,

 ---

そっと肌をよせれば 水仙の花のような

やさしい香りが はじらうようにゆれている

---

と,「水仙」が出てきます.

 

八代亜紀さん歌唱の「ワタシウタ(カタヤマケイジ作詞・作曲)」には,彼女のヒット曲名が歌詞に散りばめられています.

「雨の慕情」,「ともしび」,「おんなの夢」,「なみだ恋」,「愛の終着駅」,「舟唄」,「おんな港町」ですが,そのような流れのなかで「花水仙」も登場しています.

 

いろいろな水仙

 

 

注1:

花水仙(池田允男作詞,浜圭介作曲,八代亜紀歌唱)

水仙(池田允男作詞,船村徹作曲,大月みやこ歌唱)

冬水仙(瑳川温子作詞,水森英夫作曲,丘みどり歌唱)

口紅水仙(仁井谷俊也作詞,徳久広司作曲,瀬川瑛子歌唱)

など

 

 

注2:

ふたりの故郷(中田昌秀作詞,猪俣公章作曲,上沼恵美子歌唱)

越前岬(吉田旺作詞,丸山雅仁作曲,美空ひばり歌唱)

緑のふるさと(なかにし礼作詞,浜圭介作曲,石川さゆり歌唱)

隠岐旅情(仁井田俊也作詞,弦哲也作曲,水森かおり歌唱)

旅の手紙(保富康午作詞,弾厚作作曲,加山雄三歌唱)

など