ホソクは完璧主義

 

今回のソロプロジェクト全般を見て、そう思った。

 

ソロ活動を増やす、という話を聞いた時、真っ先に思い浮かんだのが、ホソクのプロデュース力で。

イベントとか主催しそう、って思ったのだった。

 

インスタの運用方法を見ても、そもそもの彼の活動の仕方を見ても、常に人の目を意識して、自分が周りからどう見えているか、どう見られたいか、どう楽しませるかに注力しているように見えていたから。

 

だから、先日のリスニングパーティでの漏れ見聞きできる様子を見るにつけ、あぁ、やっぱりこの人はこういうことが向いている人だなぁ、と思ったのです。

 

そしてこういうことをずっとやりたかった人なのだなぁ、と。

 

そして完成したホソクのアルバムを聴いて、出た感想が冒頭のあれ。

 

 

会食の時、テヒョンのミクテ(これからはアルバムになるのだろうと思うけれど)が随分前から作業しているのになかなか出せないという話になった時、テヒョンがアルバム全体の流れを考えるとどうしても上手くいかなくて・・と言うと、ナムジュンもユンギも今は流れを考える必要はないんじゃない?ランダムで聞く人が多いし、それを考えると発表できなくなっちゃうからとにかく出したらいいよ、というアドバイスをしていた。

 

その中で、ホソクは自分は流れを統一し、テーマをしっかり持ってやってるけど・・というようなことをこそっと、それもどちらかといえば控えめにちょっと恥ずかしそうに言っていた。

 

そしてこのデビューまでの流れを見ても、それはそれは完璧だったと思う。

完璧な世界観、完璧なセッティング、完璧なプロモーション。

 

自分の作ったイメージ、自分の思うプロモーションを存分にやっていて、teaserを見ても、先行発表されたリード曲にしても、グッズにしても、コンセプトフォトにしても、そしてあのリスパにしても、10曲を通して聴いてみても、このソロ活動発表から実際の発売までの流れは一貫していて完璧だったなぁ、って思う。

 

このホソクが向けた熱量を感じると、やれて良かったね、って思うわけです。

 

音楽をただ作って聴いてもらうだけでなく、それに付随すること全てをプロデュースすること、それを楽しめる人だと思うし、それが出来る人だと思う。

 

得意不得意って絶対にあって、音楽を作れるからってイベント企画が上手いとは限らず、企画が上手くてもその場を盛り上げることは苦手、って人もいると思う。

 

トータルプロデュースすることは簡単じゃないけれど、ホソクはきっとどの仕事も好きなのだろうと思う。

 

全部が見れたわけじゃないし、私はあんなパーティに参加したことなどあるわけないのだけれど、あの夜のホソクのホストっぷりは素敵でしたよね。

 

あんなに痩せてしまってプレッシャーも相当あったことが窺えるし、まだ大きなイベントが待っているので気を休めることはできないかもしれないけれど、あの異国のステージでウリJ-HOPEが輝くことを期待している。

 

 

 

アルバム発表後ホソクがインタビューでメンバーに聞かせた時のことを話しているのを興味深く読んだ。

 

ナムジュンの感想はまさにきっと誰もが持ったものだと思う。

あんなにビシッと揃ってヒップホップで来るとは。

 

私はホソクにもっと歌を歌って欲しいな、って期待していたし、ソロではそこにも手をつけるのだろうと思っていたのだけど、そこにいたのはゴリゴリのラッパーJ-HOPEで。

 

ホソクにああいう秘めたるブルーサイドがあるのは知っていたし、それを表現したいと思っていたことも感じていたので、あの歌詞の内容やコンセプトには全然驚いていない私だけれど、ジャンルが明らかにヒップホップオンリーだったことには驚いた。

 

ユンギがラップやヒップホップに囚われず、ポップスでもカントリーでもジャズでもなんでも、ゲームミュージックでも映画音楽でもとにかく垣根なくいろんなジャンルをやりたいと明言しているのとはあまりに対照的で。

 

この先出てくるであろう他のメンバーがどういう感じでくるかわからないけれど、この2人の対照的な音楽への取り組み方をみるだけでも、ずっと一緒のBTSというグループだけに留まるのは難しいことだったのだな、ということを感じてしまう。

 

また、このホソクのソロ活動への取り組み方ひとつ取っても、これだけの作り込みをやりたいと思っている人はグループ活動には向いていないだろうなぁ、って思ってしまう。

 

ある程度どころかとんでもない結果を出したグループにいて、目標が達成されてしまったこの次の仕事に対する取り組み方って、かなり個人差があると思う。

 

もっと突き詰めたい、と思う人もいれば、もう充分と思う人もいて。

 

その熱量の違い、というのはチームで活動をするにあたって1番の障害になると思う。

 

熱量がやたら高い方がいいわけでもなく、メンバーの熱量が揃っていることが大事なのだということは、私が仕事をしていく上でも感じることで。

 

 

だから今の状況は必然だったのだと、またひとつ納得材料が見つかったのでした。

 

今の私はこうして少しずつ彼らのことを理解しているまだリハビリの途中なわけで、それでも毎日のように止まらぬ供給、止まらぬ見えてしまう新しい彼らの姿。

 

もうちょっとのんびりペースでもいいんだよ、って思う今日この頃。

 

次はあれについて極々個人的な感想を書いてみたいと思います。

なんとなく荒れそうですが、そうです、2つの「パ」についてです。(リスパとアフパね。こんな略し方するのか知らんけども)