本当にみなさん、コメントをたくさんくださってありがとうございます。

 

こんなにたくさんの方に読んでいただけるとは思いもせず、普通に暮らしていて急に泣く拗らせオタクを晒してしまい、ジンのように耳まで真っ赤です。

 

私と同じようにあの日からまだ抜け出せていない方が思いの外たくさんいらっしゃって、驚きと共に、少しの安心をいただきました。(私の心配までしていただいて、ありがとうございます。ちゃんと働いています)

 

インガの1位のニュースも、7人のエンディング妖精たちの映像も上がってきていますね。

ジミンの口パクメッセージにもやられています。なんて可愛いんだ。

私はジミンの「わかりましたね?」がめちゃくちゃ好きなんですが、ジミンペンの友人には何も来ないらしく、本当に人それぞれなんだな〜って思います。

 

 

さて。

SNSを見ていても、この会食の話をしている人はほぼいなくて、いつまでやってんだ?って話ですが、全部やりたいので周回遅れどころかほぼ失格くらいの遅れ方の私をお許しください。

 

 

今回はホソクとテヒョンについて。

 

私は、ホソクとテヒョンは早く個人の活動をしたいと思っていたと感じています。

 

会食の中でテヒョンも言ったように、「団体に執着しすぎていた」BTSは稀に見る個人活動をしないグループだと思います。

 

これは事務所の大きな戦略のひとつだと思うし、これが彼らのブランドイメージを作った要因のひとつで、彼らの成功の一因だと思っています。

 

個々のイメージが離れすぎると、グループとしてのイメージを作りにくくなりますし、個人活動をする以上はどうしても目に見える人気や分量に差が出てしまうし、そうなればやたらと比較されライバルのような見方をされるようになるし、実際にライバルのような気持ちにもなってしまうことは予想できる。

 

そうなれば、今多くのファンが大好きな「みんな仲良し防弾少年団」の雰囲気はなかったし、品行方正安全安心の、国連だろうがホワイトハウスだろうが、どこに出しても恥ずかしくない健全なイメージのグループが出来たのは、この単売りなしの戦略だろうと思います。

 

他に目を向ければ、BLACKPINKなんてずっとほぼ個人活動ですし、音楽活動もスポンサー活動もそれぞれで。

他グループも俳優もいればバラエティに出演しているメンバーもいたり、グループ内ユニットで活動していたりも。

 

そんな中でBTSは個人スポンサーも取らず、テレビ番組への出演はかつてあったけれど、途中からは無くなったし、CMも個人では受けていないですよね。

 

日本のアイドルを見ても、個人で受けているものはたくさんあるし、なんなら1人での冠番組を持ったり、自分の趣味を活かして発信したり。

 

だからよくよく考えてみれば普通のことなのに、今回のこの件ではなぜかとてつもなく大きなことになってしまった「個人活動」。

 

そこがこの「7コ1」で売ってきた戦略の弊害で「7人でいてこそ防弾少年団」というイメージが当たり前に定着してしまっていた。(日本人特有の「みんな仲良しが好き」なのもあって日本では特にその傾向があるように感じるけれど)

 

多分にもれず、私も7人の防弾少年団が好きです。

だから正直個人活動をしたそうな雰囲気に気がつくとなんだか胸が疼く。

去年のインスタ開設の時に感じたソワソワ感はこれだと思う。

 

でもファンとしてそれじゃいけない、ってことはわかっている。

 

 

ホソクにしても、テヒョンにしても、単体でもブランド価値はすごく高くて彼らをイメージモデルにしたいメーカーは余りあると思います。

 

そして先述の通り、2人ともその気持ちが大いにあると思います。

 

その理由は、ホソクは今までの自分のイメージではない姿を見せたがっているように感じること。

つまりはBTSのJ-HOPEとしてのイメージが付きすぎてしまっていること。

 

「Blue Side」を発表した時にも、Weverse Magazineの中でもホソクは、同じようなことを口にしている。

 

違う姿を見せたい。

少しダークな部分。

期待された姿だけでは語れるストーリーが限られてしまう。

個人のカラーをもっと見せられる。

 

個人のカラーという意味では、音楽以外にもやりたいことはありそうですよね。

 

 

テヒョンはBTSとしてではなく、個人としてやりたいことが他にたくさんあること。

 

 

2人とも理由は違うし方向性は違うけれど、BTSという看板を外した自分としてやりたい事が他にある、という意味では共通しているように思います。

 

この2人がその気になったら、引く手数多でしょうね。

 

 

防弾会食の中で、気になっている会話があります。

 

それはテヒョンの口から聞くホソクの言葉です。

「個人活動をしてからまた再び集まった時に起こるシナジーは他に類を見ないのではないか。僕たちはもっと良くなる」

 

これは誰に、どういう話の流れで言った言葉だと思いますか?

 

活動休止をしてまで個人活動はしたくない、と言った人なのか、個人活動をしたいけどそれが言い出せない人なのか。

 

それとも個人活動をしたい人の理由付けなのか。

 

どうとでも取れるんですよね。

 

この時テヒョンは「ヒョンが前にこう言ってくれたんです」という頭をつけてこの言葉を紹介し、ジミンは「こういう話をたくさんしてくれたんです」と言い、ユンギが「苦労した(経験した)よね、ホビは」と続けたんです。

 

その時、ホソクは何も言わずただ謙遜するように首を横に振っただけでした。

ここで話は変わってしまうので、ホソクのコメントはなかったのが残念。

聞きたかったなぁ、って思います。

 

テヒョンの「言ってくれた」、ジミンの「してくれた」っていう言い回しから見ても、ユンギの労ったような言い方を見ても、個人活動に対して後ろ向きなメンバー、もしくは事務所サイドの人間がいて、ホソクがそれを前向きに捉えるよう話をしていた、っていう風に受け取れる。

 

その間、何度も「その通り」と言ったナムジュン。

 

ナムジュンは間違いなく休息を得たいと思っていたと思います。

 

個人活動をしたい、というよりは、一旦1人になりたい、と。

でもミクテの準備をしていたことは明らかだし、ホソクはナムジュンが音楽制作への情熱を失ったわけではないことはわかっていたはず。

 

今回のPROOFのDisc3を聞いてみると、ナムジュンのDemoには多くのホソクの声が入っていると感じていて。

実際には他メンバーの時間を測ったわけじゃないから私の感覚でしかないのだけれど、ナムジュンとホソクは音楽の部分でも共有し共作し繋がっていたのだなぁ、とあらためてこの2人の関係は素敵だなぁって思ったばかりだった。

 

ナムジュンとホソクの関係についてはクオズとは全く違う同級生であり、ナムジュンとジン、ナムジュンとユンギ、の関係性も興味深いけれど、ちょっと別格というか。

 

その記事の中で私は、BTSのリーダーRMではなく、1人の青年キムナムジュンでいられるのがホソクといる時なのではないか、と書いた。

去年のFESTAでお互いを「良い友達」「ベストフレンド」と表現している。

 

でもホソクがすごいなぁ、と思うのは、RMとしての彼もキムナムジュンとしての彼も、どちらも尊重し、サポートしてるなぁ、と思うこと。

 

この会食の中でも幾度となくナムジュンはホソクを褒める。

ホソクはナムジュンのことを言葉では褒めないけれど、行動でナムジュンが出来ない部分でサポートし、チームを行動で引っ張っているように思う。

 

だってどう考えても、ナムジュンがすぐすぐ個人活動をバリバリやって、この決断を勢いづけていけそうには到底見えなかった。

疲弊して、何も考えられなくなって、何もかもが嫌になって、立ち上がれないくらいの状態に私は見えた。

 

だからホソクがすぐにアルバムの発表をしたこと、フェスへの招待は急なアーティストのキャンセルがあったとかなかったとか真偽はわからないけれど、それに参加することにしたことは、この決断が決して後ろ向きなものではなく、それぞれの新しい旅立ちで、意味のあるものだったということの証明にしようという意思だと思うし、ナムジュンをフォローするかのように、ホソクが行動を起こしていたようにも感じる。

 

個人活動を望むこと、それがチームへの愛情がない、ということにはもちろんならないと思うし、むしろ個々でチームでは得られなかった経験を持ち寄り、もっと最高!になる可能性の方が断然に大きいよね!

 

ということをナムジュンはきっと言葉で伝え、ホソクは行動で伝えるのだろうと思う。

 

この日もお酒を飲んで真っ赤になり、ほとんど発言しなかったホソク。

最後に何を言ったかというと、それは「メンバーが健康なマインドで過ごして欲しい」ということ。

 

この会食の最後のメントでメンバーについて言及したのは2人。

ユンギの「幸せでいて欲しい」

ホソクの「健康でいて欲しい」

 

この2人は自分の気持ちにはもうカタがついていて、準備が出来ているからこそ周囲を見る事が出来て、この発言なのだなぁ、と思った。

 

おそらく今1番忙しくしている2人。

一歩先に進んでいるような気がする。

 

 

すっかりホソクの話ばかりになってしまいましたが、私はテヒョンのことは全く心配していません。

 

むしろ彼を閉じ込めていたVの鎧を脱いで、ふわふわと舞う蝶のようにあちこちの花に止まって素敵な蜜を吸い、さらに美しい羽を私たちに見せてくれるのではないでしょうか。

美しい姿だけではなく、自分の表現したい姿も見せてくれると思うし、飾り立てていない素のテヒョンもまた、見せてくれるのだろうと思います。

 

そのまま帰って来ないのではないか、という予感は正直あります。

 

でもテヒョンならしょうがないか、ってどこかで思っている自分がいます。

 

前記事であんなことを言っておきながら、相反するこの感情がとても不思議なのですが、それはここ数年、閉じ込められているようで苦しそうなテヒョンをたくさん見てきたからかもしれません。

 

こんなことを書いたらまたお叱りを受けるかもしれませんが、7人の中で、気持ちが外に向かっていたのはテヒョンだと思います。

 

防弾少年団でいるために苦しんでいるナムジュンとは違って、テヒョンは防弾少年団でいることが苦しいように感じる事があったからです。

 

でもそれはナムジュンのようにチームの方向性が・・・とかではなくて、チームの活動には満足して楽しくやっているように見えていて、苦しいのはそれ以外の活動に制約があったことだけなんじゃないかなぁ、って思います。

 

ただ、終わってしまったらもう2度と戻って来れないであろうナムジュンとは違って、また軽々と戻って来れるのもキムテヒョンです。(この感じ伝わるかな)

 

だからこそ、ナムジュンは防弾少年団を何としてでも残したかったのではないかと思うし、テヒョンはどっちでもよかったんじゃないかなぁ、ってちょっと思ったりします。

 

こんなに苦しむくらいなら、手放せばいいのに、って思う人じゃないかなぁ。

でもチームのことだから、自分1人じゃ決めることなんて出来なくて、それがテヒョンを苦しめたんじゃないでしょうか。

 

それはテヒョンが防弾少年団に愛情がないということじゃなくて、今しか出来ないことがあって、今しか感じえない感情があるのに、全部我慢して苦しむのはナンセンス、って思いそうだし、例え一旦離れても「やりたくなったらまた始めればいいじゃん、僕たちで」って言いそうな気がするし、本当にやれちゃう人だよなぁ、って私は思ってます。

 

だからあの会食でのテヒョンの振る舞いにはすごく納得感があって。

次のチャプターを楽しみにしているように見えたし、それをファンは理解してくれるだろうという自信もありそうに。

 

それはホソクも同じだろうと思うけれど、トップバッターを切る責任感というか不安はあると思う。

 

ジョングクとチャーリープースの曲のが先に発売になるけれど、とはいえコラボ曲。

 

個人で挑むのはホソクで。

 

会食の中でも、メンバーが口々にホソクのすごさについて話すのは、たとえあの会食では多くを語らなくても、こうやっていざという時に先頭を走り出す事ができるからだと思う。

 

みんなの気持ちを引き連れて走り出すホソクと、静かに粛々と飛び立つテヒョン。

 

これ、チームで仕事をしているとどっちも必要な人なんですよね。

私はどっちにもなれないタイプなので、羨ましいと思います。

 

結局、防弾少年団ってバランスの取れた素晴らしいチームなんだな、って思わされてしまうなぁ。