楽しみにしていたボーナスと言ってもいいDisc3。

 

このためだけに買ったと言っても良いくらいです、私。

だって他のは普段使ってる音楽サブスクで聞けますもんね。

 

それにしても、これ本当に聞かせてもらって良いのですかね〜。

ファンとしては興味深いものばかり。

 

アルバムのビハトークなどでときどき教えてくれるように、つい昨日のホソクのWeverse Magazineでもあったように、彼らは楽曲制作の時にそれぞれが作業したものを持ち寄って良いものを採用する、という方法を取っている。

 

でも私たちは出来上がったものしか基本は聞けないし、そこにはPDの采配もあるし、アレンジャーの技量もあるし、完成されたものであって。

そこにどれくらいの試行錯誤があったかまではわかっていなかった。

 

のちに聞かせてくれる不採用のデモを聞く限り、私の中ではメインで制作していないメンバーたちはブリッジの部分だけをそれぞれが持ち寄っている、って感じで受け取っていたので、今回聞いてみたらほぼほぼ丸々っていうのもあって結構驚いています。

 

え?全然別曲じゃん、ってのも多くて、ましてや完成度も高くて、歌入れも本気でやってたりして、これから最終的にあれになったのかと思うと、あまりに違いすぎて混乱するくらいで。

 

ジンの「Epiphany」なんて全くの別曲じゃないですか?

あれ?これってあれだよね?あのメロディーだよね?ってなって、戻って聞き返しましたよ、採用の方を。

 

「Boy in Luv」みたいにほぼほぼ出来上がっていて、若干の変更したな、ってのと、「I NEED YOU」とか「DNA」みたいにベースは同じなのにこんなにも違う曲が出来るんだー?ってのと、この「Epiphany」くらい全然別物じゃん!ってのとあって、音楽制作には詳しくないのに音楽の可能性ってこんなにあるんだなー、ってちょっと感動してる。

 

だからって技術的なのとか音楽的なのとかの話はできないので、勝手な感想を。

 

ピックアップしたいのは「I NEED YOU」です。

 

覚えていますか?

 

ジョングクとテヒョンが「いつもジミンのせいで曲のキーが上がってしんどい」と言っていたことを。

 

そして、去年BTSが出演した「ユクイズ オンザブロック」の中のコーナー「リレーカラオケ」でナムジュンが「Spring Day」でジャイアンさながらの熱唱を見せた時にジンが「ここだけの話、ガイドもこれで送ってくる」って言っていたことを。

 

この2つのエピソードが今回収録の「I NEED YOU(Demo Ver.)」で見事に回収されています。

 

出だしですぐに正式のものとはキーが違うことがわかりますよね。

だいぶ低く設定されています。

 

ベースは一緒なのにリリックもメロディも全然違うのですが、キーはここからあそこまで持っていったのだから結構上がったことがわかりますよね。

 

そしてこの曲のおそらくサビ部分。

ここで、剛田ナムジュンが登場します。(愛すべきリーダー)

 

バラエティだから話を盛ったと思っていましたが、ジンの言った通りで笑ってしまいました。(でも何故か何度も聴きたい)

 

サビ前の高音をジョングク(おそらく)に歌わせているのに、サビをナムジュンが歌うので、きっと聞いたメンバーは面白かっただろうなぁ、って思います。

 

それにしてもこの「I NEED YOU」もそうだし、「Young Forever」もそうだし、「Epiphany」も言われなきゃ同じ曲だってわからないくらいなので、別曲として世に送り出せそうなのにな〜、ってもったいないな〜って思っちゃいますね。

 

今回こうした機会がなかったらディスクの奥に埋もれていたわけでね。

 

前にユンギが「ボツになった曲も取っておくんだよ〜、また別の時に使えるから」って言っていたのを思い出しますが、今回はそのほんの数曲を聞かせてくれましたが、実際どれだけあるんだろう、って思いますよね。

 

「Seesaw」なんてまさかのベースだけ。

なのにどうして胸の奥が疼くのでしょう。

ユンギの持ってる感性が私にドンピシャ響いてしまうんでしょうか。

 

トラックリストが発表になった時に、どうしてこの「Seesaw」だけが2回入るのか、と不思議でしたが、このDemo Ver.を聞いてわかったのです。

これは元を聞いているからこそ、味わい深いのだと。

 

「Seesaw」だけに限らず楽曲というのは聞く人によって解釈がたくさんあって、これに関しても私と友人とも全然違くて。

 

私はめちゃくちゃ切ない長く付き合っている恋人同士の心情を表しているようで、とにかく感情移入しまくりで何度聞いても泣けてくる。

 

自分も相手を嫌いになったわけじゃないし、相手も自分を嫌いになっていないことは確信があるのに、でもなぜだか未来は見えなくて、思い出だけではこれ以上は前に進めない。

 

どちらかがきっかけをくれれば、もしかしたら、って思うけれど、それをどちらもすることができない。

 

前にも後ろにも道がない、だからもう降りよう。一緒に。

 

傷つけたいわけじゃないから。

だからただただ淡々と話して、淡々と終わりにしよう。

 

っていう情景が浮かんでる私と(気持ち悪いオタクですみません)、

 

ハイ、終わりにしよ、駆け引きとかめんどくさいのとか無理だし。

っていう感じのユンギ、カッコいいよね!

 

っていう友人。

 

これくらい違うのだから、今回のDemo Ver.もなんとも思わないのかもしれませんが、私的にはメロディも歌詞もなんもないのに出だし部分だけでもう無理、ってなりました。

 

あの「Seesaw」のつづきの様な。

発表済みのあの「Seesaw」を聞いているからこそ、私みたいな拗らせは勝手にそこを引き継いで聞いてしまうのだと思いますが、もしそれを想定していたとしたら、なんと恐ろしいPDなんでしょうか。

 

そして続くジョングクの「Still With You」のイントロのようにも聞こえて、これがまた良い。

え?やっぱりちょっと後悔してたりするの?って気にさせます。

 

それを狙って曲順を組んでいたとしたら、すごいなぁ、って思います。(たぶんそうに違いない、うん。そうだ)

 

 

すっかりユンギ(と気持ち悪い私の感想)の話になってしまいましたが、過去の発表曲は死ぬほど聞いたのでこのDisc3は本当に嬉しいプレゼントだなぁ、と思いました。

 

ボツになった曲を世に出すのはきっと恥ずかしいと思うし、ましてやあの頃の自分の声が収録されているわけで、改めて聞いたら至らないところが見えたりして嫌なんじゃないか、って思ったりもするのだけど、ファンを楽しませてあげよう、って気持ちなんだと信じたい。(きっと数合わせや手抜きなどではなく)

 

それぞれがたくさんのデモを作って、ガイドまで収録して、それを持ち寄って、プロの楽曲制作者たちの作ったものと闘わせて作り、さらにアレンジを加え、収録し、こうしてたくさんの人の手が入って1曲が出来上がっていることをあらためて感じることが出来たなぁ、って思う。

 

早く7人の次の曲が聴きたいなぁ、って期待が膨らみます。

 

でも、メンバーの発言を総合すると個人のミクテの発表になりそうだなぁ、って感触。

 

公言しているのは、ナムジュンとテヒョンだったのが、Weverse  Magazineでホソクも言及していましたね。

他メンバーも準備してたりするんでしょうか。(ジョングクは間違いなくありそう)

 

次のチャプターは個人活動でもあると、みんな思っていると思うけれど、音楽だけじゃなく別もあるんじゃないかなぁ、って思っています。

バラエティとかMC業とか本の執筆とかイベント企画とか。

 

今日の会食でそんな話も聞けるかな?

どんな話が聞けるでしょうか。

 

個人的には固い話ではなく、ただただお酒を飲んで、わちゃわちゃどうでも良いことを話して欲しいけど。(その中から本音を見つけるのが楽しい)

 

字幕・・・あるよね?

(結構昨日のPROOF LIVEで思った以上に喰らってる、豆腐メンタルの私。英語がわからない自分がいけないの。わかってる。そして数年前を思えば最初から字幕が付いていることがむしろ奇跡だってこともわかってる。でもさ、そうじゃないじゃない?ないものがないままなんじゃない、あったものがなくなったんですよ。生でもないのに。次のチャプター、ってそういうこと?そうならハッキリ言って欲しい。覚悟するから。予定外にそういうサプライズいらんのよ〜。)