PTDラスベガス最終日のサウンドチェックで、ジョングクとテヒョンが去り際に「Magic Shop」の一節「So show me」「I'll show you」の掛け合いをしてくれましたね。
「Magic Shop」は私にとっての大切な曲のひとつで。
前記事にも書いた通り、私にとってはしんどい時に開ける「Magic Shop」への扉。
思えばあの頃、私生活でいろいろあって結構しんどかったんでしょうね、私。
その時に心にじんわり・・・じゃなくてガツンと来たのがこの曲でした。
この曲に助けられたと言っても良いくらい。
聴いては泣いて、泣いては聴いて。
でもよく考えたらこのサウンドチェックの時が久しぶりで最近は自分が辛くて聞きにいく、ってことはしてなかったなぁ、って思って、つまりは生活が安定している証拠なんだなぁ、はぁ〜幸せなんだなぁ、私、ありがたいなぁと思いつつも、ちょっと聞いてみよう、と思い立ってYouTubeで見てみたんです。
そうです、ライブ映像を。
泣きました。
あれ?幸せなんじゃなかったっけ?私。
いや、幸せですよ。とても。
あの頃に比べたら全然。
でも、涙が出てしまったのは本当で。
あの頃とは違う私だからこそ感じるものがあるのかもしれませんし、BTSのファンとしてもあの時とは違う。
なによりも、あの頃とは彼ら自体も成長し彼らを取り巻く状況も変わっている。
それなのに泣いてしまった。
脊髄反射的に涙が出たので、これが悲しいのか嬉しいのか懐かしいのか、一体なんの感情なのかわからない。
わからないけど、唯一わかることは、やっぱり私にとってこの曲は心のどこかにしまってある感情を拾ってきてしまうってこと。
何故私がこの「Magic Shop」をしんどい時に御守りのようにしてきたかというと、歌詞の中のこの一文にその理由の全てが詰まっているからです。
それは、あの時もそして今も同じ。
「僕の話を聞かせてあげるよ」
です。
皆さんご存知かと思いますが、この曲はジョングクが発案してユンギ、ナムジュン、ホソクもクレジットに載っていて「アミが辛い時は僕たちが力になってあげるよ」(ジョングク)という意味合いのあるものです。
ヒョンラ3人がメントやミクテやインタビューなどで発した言葉が元になっていたり、ナムジュン曰く「本当にファンソングとして完璧」で、もっと良い歌詞は他にもたくさん出てきます。
でも、私が1番救われたのはこの「僕の話を聞かせてあげるよ」なんです。
ここの部分を聴いた時、何故か私は泣いてしまった。
何にしんどいのか、何が苦しくて、何がつらくて、何が嫌で、何から逃げたかったのか。
自分で明白にわかるくらいならしんどくなんてない。
だからもしあの時、「君の気持ちを聞かせて」と言われたら、私はきっと何も言えなかったと思うんです。
これは私の持っている性格が多分に影響していると思うのですが、本当にしんどい時、私は誰かに話を聞いてもらおうとは思いません。
そんな時は誰にでもあると思いますが、それを誰かに話すことが容易にでき、そのことで解決出来るタイプの人は、きっとこんな風には思わないのかもしれません。
私にとっては誰かに自分のつらいところを見せるのはとても勇気がいることでした。
でも、誰かにわかってもらいたい。
その気持ちはもちろんある。
けれど簡単にはできない。
そんな時に聴いたのがこの曲です。
だからこの本当に曲の冒頭に出てくる、特に感動的でもキメの言葉でもなんでもない「僕の話を聞かせてあげるよ」が、私にとってのパワーワードだったのだと思います。
話さなくても良いよ、僕が話すから。
そんな風に寄り添ってくれたようで、曲の中ではあるけれど彼らは「僕の話」を聞かせてくれます。
僕が苦しんだこと
僕を縛っていたこと
僕がなりたいもの
僕が見つけたもの
君が見つけたもの
そして
「君も君自身に最高の君をあげられるはず」
「きっと見つけられる 君の中の銀河を」
と締めくくって
ジョングクとテヒョンが歌った「So show me」「I'll show you」で終わります。
最後まで「君の気持ちを聞かせて」とは言わないのです。
「So show me」のshowは、「今の君」ではなくて、「君が見つけた銀河」であり、それはすなわちこのMagicShopで得た、「君の答え」であり、「最高の君」なのだろうと私は思います。
「悩み苦しんでいる君」ではなくて、その先にある「答えを見つけた君」。
「I'll show you」はもちろん「僕も見せるよ」だと思うし、その「見せる僕」とは歌詞中にある「君は僕に最高の僕をくれたんだよ」からみて、「最高の僕」なわけで、「最高の君」を見せてくれたら「最高の僕」を見せるよ、ということなんじゃないかと私は解釈しています。
だからなんだって話ですが、僕たちはお互いがお互いを最高にできる存在で、僕がいる限り君は最高の君なんだよ、ってことなんじゃないかと思うのです。
そしてその君は悩み苦しんでいてもいいし、それを誰にも言えなくたっていい。
きっと君の心の中に答えはあるから。
だから、「君の話を聞かせて」とは言わない。
ただ君がここにいるだけで最高だよ。
っていうメッセージに受け取れたのです。
前向きな言葉や、慰めの言葉で励ましてくれる曲はたくさんあります。
もちろんそういう音楽にもたくさん助けられてきました。
でも時に励まされることがしんどい時もあったりして。
彼らがこの曲の中でしてくれる僕の話の中には、自分と同じような悩みが出てきます。
それでも、彼らは「君が僕を見つけてくれた。君が僕を最高にしてくれた」と言ってくれるんです。
自分自身が嫌になってしまう時も、永遠に消えてしまいたい時も、自分が誰かの力になれているかもしれないと思えることは、一筋の光です。
それは間違いなく彼らと私の関係であったのです。
あの時、私がこの曲に救われたことは間違いなくて、それから数年経ってそんなこともすっかり忘れてしまっていたのに、この一節から感情が吹き上がる様に戻ってくるのは、やっぱり音楽の力なんだと思うのです。
その音楽の力を使って私たちにいつも寄り添ってくれているのが彼らです。
今生きているのは彼らのおかげ、なんてことまで言えるほどの経験はないけれど、それでもいざという時にこうやって助けてくれる、そんな存在なのです。
でも、この曲をこんなに激重な解釈を勝手にしている人はいないと思います。(すいません)
結局自分語りになり(そんな気がしてた)、またしてもお恥ずかしいのですが、それにしてもつくづく良い曲だなぁ、と思います。
これをプロデュースしたのがマンネのジョングクだと思うと、本当に末恐ろしいわけで、この曲の元になっている心理療法の本があって、私は読んでいないのだけれど、ざっと概要をみるにつけ、大事なところをしっかりと掴んでいることに驚いています。
あの人、本は読まない人じゃなかったでしたっけ?
読まなくても、本質を掴めるってすごい感性だなぁ、と感心したり、いや待てよ、ここまで導いたのはやっぱりナムジュンなのかなぁ、と思ったり。
あのジョングクとテヒョンのちょっとしたファンサから、そんなことを思い出した日曜の夜です。
PTDラスベガスもディレイ放送まで終わってしまいましたね。(見れていないけれど)
それにしても、ナムジュンとユンギ以外の5人は、携帯を取り上げられているのでしょうか。
それとも電波の届かない離島にでも行っているのでしょうか。
元々音沙汰なし組はさほど気になりませんが、インスタの住人だったホビ大先生はどうされたのか本当に気になります。
なんだ?ジミンのOSTまで待ってるとか?(With Youスポってやるよね〜、ジミン〜!)
贅沢だとはわかっていても、帰国後こんなに誰も何もないってね、そりゃ気になりますよね。
って書いているうちに、OSTーーーーーー!
おぉ〜。ジミンの声、やっぱり好きだー。
「Magic Shop」もあらためてちゃんと聞くとジミンの声が効いてるんですよね。
好きなんだよなぁ、あの声。
早速ドラマも観に行ってきます。
ジョングクのせいでNetflixが忙しくてね(JKのせいじゃないけど)。
だってもしかしたらリアタイしてるかもしれないじゃん?とか思うとさ、このシーンで泣いたんじゃね?って思ったりさ、ジョングクってそんなにドラマとか観てるイメージなかったのに、あんなにめちゃくちゃ観てるって知ったら、ちょっと嬉しいじゃないですか。(これが沼)
このジミンのOSTが入る「私たちのブルース」も面白いですよ。
ジョングクも観てるかしら。
「明日」も面白いです。
死神設定でファンタジーだけどヒューマンドラマなのでテヒョンとか好きそうだなぁ。
っていうかみんなNetflixが忙しくて音沙汰なしとか?(んなわけない)
って書いている間に、OSTが正式に公開になりましたよ。
くだらないこと書いてないで聞いてきます。