夜中にメンバーからWeverseへの投稿があったんですね。

ナムジュンからの長い長いお手紙を読んで、あぁやっぱりそうだったんだなぁ、って思って、あんな時間に何やってんのよ〜、早く眠りなさいよ〜とお母さんみたいなことを思った朝です。

 

このソウルコンで印象的なのは、ジョングクにしても初日にインスタに動画で上げ、ナムジュンはこうやって全部終わった後にWeverseで、ホソクやジミンはコンサートのメント中でそれぞれに表現した「えも言われぬ感情」に支配されていたように感じること。

 

それは本当に奇妙なことだったんだなぁ、と思うし、私が勝手に思う以上に複雑で言葉にするのが難しい感情でこの3日間を過ごしたのだろうと思う。

 

全員が感じていたであろう「えも言われぬ感情」をユンギは前向きにこんな経験は貴重だよね、と言っていたし、ジンはいつもと変わらずアミへのお返しと愛を伝えるに終始し、テヒョンは通常営業している中で、それをジョングクは「もどかしさ」と表現していたし、ナムジュンは「3日間何を話せばいいか思いつかず」「昔みたいに上手く話せない自分が嫌で」と表現し、ホソクは最終日でも「いまだに僕がどんな気持ちなのかわからない」として、ジミンは「2度とこんな風な公演はやりたくない」とハッキリと言葉にしていましたね。

 

この感情に対していつもよりもずっとネガティブな感じの言葉が耳についたメントの数々であったことは確かで、3日間口を開けば今回の公演スタイルについて残念がっていた彼らの言葉に違和感を持った人たちがたくさんいることを知ったのだけれど、私は拗らせているからか「こんなに苦しい胸の内を言うことができて良かったねぇ」と思っていたのでとても興味深かった。

 

このパンデミックの2年半、インタビューでは度々口にしていたはずで私も幾度となく聞いたはずの言葉たちだったけれど、今回はより胸の奥底の感情の吐露だったように感じて、その感じはきっと見ていた人たちにリアルに伝わったんじゃないか、って思う。

そのリアルさ、が違和感というか「せっかくこうして会えているのにそんな風に言わないで」と感じさせたのかもしれないし、私には「やっと本当の気持ちを言えて良かったねぇ」になったのかもしれない。

 

実は今回のコンサートは見なくても良いかなぁと思っていて、だってほぼ同じセトリだし、すでにオンライン韓国、さらにLAのも観たしね〜ってなっていたのだけれど、長期休暇で彼ら不足が加速してめちゃくちゃ観たくなり、さらに当たるっしょ!と思っていたライビュも外れたことでさらに想いは募り、結局2日とも観てしまったのだけれど、パフォーマンスもさる事ながら、この彼らの胸の内を聞けたことが何より嬉しかった。

 

嬉しいというとちょっと違うのかもしれないなぁ、なんて言うのかなぁ、ホソクの言った「安堵」なのかもしれない。

 

今までの彼らのコメントってステレオタイプというか、定型文というか、感情がないわけじゃないんだけど抑えているような、そんな感じがして本心が見えなかったようで抑制された感じがしていてそれがちょっと気になっていたのだろうと思う。

 

でもほぼ同じことを言っている今回のメントで、とりわけあのナムジュンが言葉に詰まる感じを見て、あのホソクが辛い気持ちを表現し、あのジミンが比較的強い言葉を使っているのを聞いて、どこかほっとした自分がいて。

 

言えて良かったなぁ、って。

本当に思う。

 

そしてそのなんとも言葉にし難い「えも言われぬ感情」を素直に出せたのはやっぱりソウルだったからだと思うし、韓国語だったからだと思うわけで。

 

ここ数年彼らの目の先にはいつもアメリカがあるように思うし、それはそれで応援していても本国を蔑ろにされているような感じは否めなかったと思う。

でもそうじゃないってことは明白で。

 

ナムジュンも音楽は言語の壁を易々と越えるとかつて言っていたけれど、でも私は言葉の力ってやっぱり大きいなぁ、って思っている。

 

そして言葉以上に実際に対面した時に得るエネルギーも大きいなぁ、って思っている。

 

声は出せなくても、画面の向こうではなく目の前にちゃんとファンが存在して、言葉がストレートに通じたことは大きかったはずだと思う。

 

奇妙な公演で異様な雰囲気であったことは確かだけれど、自分の胸の内を素直に吐露し、それを受けたファンたちからエネルギーを得た彼らがなんとなくだけど吹っ切れたように感じたのは私だけだろうか。

 

本当に良かったなぁ。

これで元気にベガスに飛んで欲しいし、グラミーからのBillboard。

 

夢を叶えて欲しいなぁ、って本当に本当に思ってる。

 

 

 

パフォーマンスでも見どころ満載だったのに、まだそのことにひとつも触れていないこのブログ💦。

しばらくは周回遅れの振り返りを続けようと思います。(だって書きたいことが多すぎる!)