(つづき)

 

もし、ジョングクオンマのあのジミナサランへが当たり前のことだったとしたら、韓国って欧米以上に愛情表現豊かな国なんじゃないか、って感じて。

「仁」って「LOVE」ですよね、つまりは。

正直にいって私は韓国にそういうイメージを持っていなかったので、驚きました。

 

お隣の国なのに、文化が全然違う。

 

私たちは何かをきっかけに外国に触れ、自分たちとは違う言語、習慣、文化を目の当たりにします。

その時、自分とは違うこと、自分が好きではないこと、自分はしないであろうことを平然としていることに驚きます。そして嫌悪することもある。

【文化の違い】っていうとどうしてもこっちの嫌悪感情にフォーカスしてしまう。

 

前に尊敬する先生が、日本のホテルで大きな声で騒ぐ中国人観光客への不満を口にした学生に対し、「外国人の迷惑行為について批判する前に、相手の国の文化、習慣、宗教を学べ。中国人が大声なのには理由がある」とおっしゃっていて、とても納得したことがあります。(ちなみにその理由は、中国語は発音がとても大切。少しの違いがかなりの意味の違いを生むので正確に伝えるために大きな声にならざるを得ない)

 

これって全てのことに繋がっていて、誰かや何かを嫌悪し批判する前にその背景を知ることはとても大切で、パッと受けた感覚で反射的に批判をしないように、と日々思っています。

 

無知ほど怖いものはなく、感覚こそ最も不安定なもの。

 

世界を巻き込む大きなうねりもあれば、BTSを取り巻く様々な渦から、自分の周りのさざなみまで、人の感情の波がある限り、これは終わらない。

 

全員が全く同じ感情でいることなど出来ないし、自分のポリシーに従って反論し声を上げることは大事なことかもしれないけれど、その前に必要なことがある。

それは、知ること。そしてそこに愛があること。

自分にも相手にも。

 

すなわちそれは「仁」であり「Love your self」「Love my self」なんだなぁ。

 

 

やっぱりBTSってすごくないですか?

あのチームには、とんでもないブレーンがいるんじゃないか、って思ってます。

表には出てこないその人に私たちもBTSを通して学ばせてもらっている。

 

本当にBTSが世界を変えるかもしれない。

いや、もう、少しずつ変わっているのかもしれないですね。

 

ジョングクオンマのあの一言からとんでもないところに終着してしまいましたが(書いている自分もびっくり)、韓国には私の知らなかった素敵な【サランへ文化(勝手に命名)】があるってことを知ったのです。

 

私も、見習いたいと思ったのでした。

【文化の違い】はネガティブなこととして使うのではなく、素敵なこととしても使いたい。

 

ジョングクオンマ、本当に素敵でしたよね。

そしてその息子!24にもなってあんな風にお母さんと話すの?

なんて可愛くて尊いんだよ、ジョングク。信じられないよ。

愛されて育つとあんな風になるんですか。サランへ文化、すごいよ。