次のような経験をしたことがありますか?

 

鏡の中の自分が太っているようにしか見えません。でも、親や友達は”ガリガリ”と言いますが、「やせなきゃ」とつぶやくのです。

 

この人は、極端なダイエットをして、2キロやせようと思っています。

何日か・・絶食しないと・・・。と自分に言いきかせていました。

 

少し考えてみましょう。

 

もちろん、見た目を気にするのは間違ったことではありません。道行く人に美しさを感じることもあるでしょう。美しくなりたいと思うことは間違いではありません。

 

とはいえ、若い人の多くには見た目を気にしすぎる人がいます。そのことは、深刻な問題になることがあります。考えてみましょう。

 

●ある研究では、58%の女子が自分は太り過ぎだと考えていましたが、実際は17%でした。

●別の研究では、標準体重以下の女子の45%は、自分は太っていると考えていました。

●体重を減らそうとして、拒食症になる人もいます。自分を飢餓状態に追い込む摂食障害、命にかかわる病気です。

 

もし、拒食症や摂食障害の症状があるなら、助けを求めましょう。

まず、親か信頼できる大人に打ち明けてください。

 

 

ラジオで脳科学者がヒトの脳は騙されやすい、と語っていました。

その一つに錯覚画像があります。それを見るだけで脳は騙されやすいことがわかるでしょう。

あなたは最近嬉しいことがありましたか?

喜ばしい情景やほのぼのとする瞬間がそれに相当します。

幼稚園児に手を振られた。道端に花が咲いていた。どんな小さな事柄でもかまいません。

 

では、試してみてください。

 

朝起きて脳が寝ぼけている間に

「私は何々さんに可愛いと言われた。私は可愛い!今日は良いことあるぞ!」

「昨日自転車の後ろに乗っている幼児に手を振られた。今日は良いことあるぞ!」

という具合です。

 

毎日、喜ばしい情景やほのぼのとする瞬間をみつけましょう。

 

 

 

あなたは断れないことがありますか?

誰でも、他人に振り回されないように自分をコントロールする必要があります。

どうすれば、そのような強さを持てるでしょうか?

自分がどんな人で、どんな態度をとるべきかを知っておくことは、周りから圧力を受けた時、賢い決定をする助けになります。

では自分を分析するために

次の質問に答えてみましょう。

(1)自分の長所って何?

自分の能力や持ち味について知ると自信が持てます。

あなたの得意なことや上手にできることを書いてみましょう。

●あなたの長所を1つ書いてください(例えば、他人を気遣える。気前が良い。頼りになる。時間を守る。等)

(2)自分の短所って何?

短所にあなたの生活を縛られるなら正しい決定を守る決意もすぐに弱くなってしまいます。

●コントロールしなくてはならないどんな短所がありますか?

(3)自分の目標は何ですか?

目標があれば進むべき人生の方向が分かり、無駄に過ごさずに済みます。そして、どのようにそこに行くかを計画することもできます。

●1年以内に達成したい目標を3つ書いてください。

(4)自分の信念は何ですか?

風景と化すように周りの他人に自分を合わせるとつらくなることがあります。それとは逆に自分の信念に基づいて行動するなら、本当の自分を守れ他人の行動や考え方に振り回されることはありません。

●あなたはどんな信念を持っていますか?信念を信じているとしたら、それは何故ですか?あなたはどんな証拠に基づいてそれを確信していますか?

 

最後の質問は大変難しく思えたことでしょう。

(3)で考えた3つ目標を見てください。それぞれの目標を達成するために、今月できることを1つずつ書いてみましょう。

 

 

Sapiens habet divitias in se.

賢者は自分自身の中に財産をもつ。

 

自分を磨け。

 

ということか。

他人がどれだけ見た目で判断しているのか。

心理学者アルバート・メラビアンの研究したメラビアンの法則があります。

 

「人を見た眼で判断してはいけません」という言葉は誰でも知っています。

このことは、他人は見た目で判断するものであるとも言えます。

 

メラビアンの法則によると他人を受け入れるまで4つの壁があるそうです。

 

第一の壁・・・外見、服装、表情。

 

第二の壁・・・態度、しぐさ、姿勢。

 

第三の壁・・・話し方、声の大きさ、抑揚。

 

第四の壁・・・話の内容。