rv125vanvanのブログ
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潔癖症

先週末は絶好の洗濯日和だった。

嬉々として部屋中に散乱する衣類の全てをかき集め、あまつさえ自身が身に纏っている服も脱ぎ去り、豪快に洗濯機を回転させた。

一人暮らしサラリーマンの身としては週末のこのチャンスを逃す手は無いのである。

“さっと洗い”コースにて待つ事30分。濡れた衣類の山を物干し竿に適当に盛り付けてノルマ達成。
気温は低いがよく乾燥し、日光も十分な量が降り注いでいる。昼過ぎに始めた洗濯とはいえ、この様子なら夕方にはカラッと仕上がっている事だろう。

程よい達成感を覚えつつ、友人との待ち合わせのため外出準備を開始するも、ふとある異変に気付く。
携帯電話が見当たらないのだ。 

しかしまあ、よくある事。
それに財布や時計と違って携帯は鳴らすことで位置が把握できるので、心配には当たらない。
固定電話を手に取り番号を入力する。
もはや何処に隠れていようと、見つけ出すのは時間の問題だ。
さあ、何処だ!?

 「電波の届かないところにおられるか、電源が入っていない・・・・」

そう来たか。

まさか前日に何処かに置き去りにしてしまったか?
いや、有り得ない。先ほど、当にその携帯のアラームで起床しているのだから。

となると充電切れか。面倒なことになったな・・・

ふと体内に電流が走る。
まさか・・・いや、そんな馬鹿な・・・

脱兎の如くベランダに駆け出し、恐る恐るスウェットのポケットを探ると、そこには変わり果てた相棒の姿が!

何たること!
洗濯機を回すだけなら然もありなん、その後延々と30分間気付かぬばかりか、物干し竿に吊るしてすっかりご満悦気分にまで浸りきっていたとは!

生まれを呪い、人生を呪い、涙ながらにノートパソコンを開き“iphone 洗濯”と入力する。
何か同様の体験談はないものか。微動だにしない相棒を蘇らせるような奇跡の手法は?
一縷の期待を抱きクリックすると、まあ、出るわ出るわ。
世の中には私と同様、キレイ好きが高じて携帯まで洗わなければ気が済まない潔癖症の方が多数おられる模様だ。

「SIMカードを取り出しドライヤーを低温で当て続け・・・」「ジップロックの中に乾燥剤と一緒に入れて数時間放置・・・」
なるほど。先人達は鋭い方法を考えていらっしゃる。

先人達のアドバイスを参考にし、様々な方法を試した結果、その日の夜半過ぎにはどうにか相棒がお目覚めになられた。

窮地に追い込まれたものの、諦めることなく情報収集と試行錯誤を繰り返した一日を振り返り、なかなかどうして、良い体験だったと言えるのかも知れない。

なお連絡を取る術もなく、待ち合わせの約束を完全に反故にした友人に対しては、この場を借りて深くお詫び申し上げる次第だ。


板橋

覚醒

ふと目が覚めると午前9:05だった。

会社の始業時間は9:30、自宅からオフィスまでは自転車で20分強…となると、これは一体?

時計が指し示す数字の意味は理解しつつも、その本質を捉えきれず考え込むこと数秒、はっきりと確実に血の気の引く音が聞こえてくる。

いつも穏やかな表情の上司の、時折見せる般若の形相を思い起こし、無我夢中、半狂乱になって着替えに取り掛かった。

あと10分、早く目覚めれば事態はまるで違ったのに。
あるいはあと10分遅ければ、もはや諦めのつく時間だったのに。

体内時計はいつも残酷だ。

何故こんな事態に陥ってしまったのか。考えられる原因は3つ
 1.目覚まし時計をセットし損ねた。
 2.目覚まし時計に反応できず眠りこけていた。
 3.目覚まし時計が故障した。

昨晩ふんだんに飲んで帰った事を考えれば、1または2のヒューマンエラーが濃厚だが、ここは敢えて3のメカニックトラブルと判断し、目覚まし時計に思いつく限りの罵詈雑言を浴びせた。
が、事態は何も好転しなかったので、着替えの速度を高め、目覚めてから正味10分足らずで玄関を駆け出した。

しかし何かを忘れている気がする。
こういった時、ミスは連続して生じるものと過去の経験が知っている。
財布や携帯の類だろうか、それとも会議の資料だろうか・・・
直ぐには思い出せない。仕方がない。途中で思い出すこともあるだろう。

自転車のペダルを漕ぎ出した第1歩目がその瞬間だった。
脳内が覚醒し、全てを思い出し、全てを理解した。

今日は土曜日だった。


板橋

週末の過し方

酷く悪酔いした金曜の夜、壁を殴打して骨折しました。今年で32歳になります。

環境を思いやる心から壁の方は無傷で済ませましたが、持ち前のカルシウム不足で手の方は重症です。
当日はアルコール作用で痛みを感じなかったのですが、目が覚めると手がドラえもんのようになっていました。


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あまりの痛みに気を失いそうでしたので、友人夫妻に病院へ連れて行ってくれと頼んだところ、休日を返上して付き合ってくれました。曰く「お前が痛がる様を見て腹をかかえて笑いたい」との事。やはり持つべきものは友達ですね。

「骨折ですね。手術をする程ではないですが、ちょっと矯正しましょう。」
矢継ぎ早にそう話した先生は、戸惑う僕の手をおもむろに握り、あろう事か骨をぐりぐり弄り始めました。


阿鼻叫喚を病院中に轟かせた後、すっかりご満悦といった表情の友人に連れられ家路についた僕は、ぐったりと廃人のように残りの休日を過しました。


充実した週末を送り、また明日からの仕事の活力が沸いてこようというものです!


板橋