私が元夫からDVを受けていたのは12年以上前。


でもいまだに
元夫の住んでる地域に行くことすら怖い。


今でも私は
奴に殺されそうになった
と思っている。


当時は
それでも離れられない自分を
無力で依存的で
どうしようもない
情けない人間だと思ってた。


ヘラヘラと笑いながら私を殴る奴から
逃れることが必死で
娘たちと12年近くも
離れて過ごすことになった。


12年という時間がなければ
私は私を取り戻せなかっただろうし
母として強くなることもできなかった。

今だったから
恐怖心を殺して
娘たちを迎えに行くことができた。


周囲はきっと
娘を捨てて自分の身を守った
最低な女と見るだろう。

そう思って生きてきた。

でもその時はそうすることしか
できなかった。


理屈では説明ができない

ギリギリの精神状態で

自分の手首から流れる血液を

何度も眺めた。



今、亡くなった心愛ちゃんのニュースを見て
捕まったお母さんの
精神状態が
とても心配に思う。


ただでさえ自分を責めているだろう。

でも動けなかった。


その状況がわかるから、


DV被害者を犯罪者と捉える社会が
今度は
心愛ちゃんの
お母さんの命を奪わないか
とても不安になる。


DVを受けたことがあって
そこから離れた経験がある人にしか
わからないと思う。


DV加害者に対して
被害者ができることはない。


口ごたえすれば殺される


周りに迷惑をかけているから
自分でなんとかしなくちゃいけない


相手の気持ちが落ち着いたらなんとかしよう


きっとそう思って


娘の泣き声に
耳を塞いでいたんだろう。


その時の情景がきっと
今もずっと頭の中を巡っていることだろう。


DV被害者であった私は
DV被害において
悪いのは
あくまでも
DVを行う奴だと思う。


それを理解できない日本の法律なんて
弱者を守れない仕組みなんて
無意味でしかない。