ステラ

アキ(光永りつ)(缶飲ぼとる)透(Ernest)詩希(天蘭)詩音(葉月紫陽)


アキ)涙が夜に溶けて

空が今日も遠くなる 未来が綴じたように

暗闇が満ちている

)あぁ、醜い心も

掠れそうな言葉も

すべて、見透かしたように 星が輝いていた


(アキ)「夜鷹のように 高く空を駆けて往けたら

綺麗だって囃されて 特別になれたのに」

(透)そう、俯いた目には 憧れしか映らない

(廉)誰かの書いた地図じゃ 灯る場所は探せない


(詩音)あぁ、僕らの現状は

(詩希)いじらしく フラットして

)気を抜けば明日が 昨日になってしまう


(全員)これはそう

今日を諦めなかった故の物語

風切羽響かせて空を目指して

(詩希)惨めになって 嫌になったって

輝いている夢を

(詩音)叶える 羽は 疾っくの疾うに

生えていた


(全員)吐き出す息が白冷めて

声も 聞こえなくなって

燃え上がる 体温が 夜空を焦がすまで

(透)誰より もっと もっと 向こうへって

羽ばたいた星の 一瞬を

(廉)あぁ、夜空は ずっと待っている

(アキ)灯る日を、待っている

きっと

アキ)きっと


(詩希)「いつか」なんて誤魔化して

「誰か」になすりつけて

(詩音)「どこか」なんて慰めて

「なにか」に縋っている

(詩希)あぁ、それこそが僕だ

汚れきった心だ

(詩音)夜鷹にはなれないな

だから今日を飛んだんだ


(アキ)あぁ、僕らの結末は

(廉)面白いほど ナーバスで

(透)予測なんて一つも 宛にならないから


(全員)これはまだ

僕を諦めなかった 故の物語

嗄れた喉を 響かせて 後悔を追い越して

(詩希)世界にとって 僕にとって

ふさわしかった役なんて

(詩音)要らない 知らない 所詮 僕は僕だった


(全員)それなら

どうか この涙を 忘れないで

疲れ果てて この空から落ちるまで

(透)今より もっと もっと 向こうへって

羽ばたいた星が 鳴いている

(廉)あぁ、夜空が 白け出している

(アキ)陽が昇り 出している

そっと


(廉)あれから始まって

(透)これから終わっていく

(アキ)一つ一つ、一瞬を 確かめていく

(詩音)誰とも同じじゃない

(詩希)誰にも似ていない

(全員)一人、一人、とても不確かな空を

飛んでいるのさ


アキ)僕らの現状は

)気持ちひとつで シャープして

(全員)怯えていた 明日を昨日に 変えてしまえる


(アキ)これはそう

今日を諦めなかった 故の物語

(廉)風切羽響かせて 空を目指して

(透)惨めになって 嫌になったって 輝いてる夢を

)叶える羽は 疾っくの疾うに生えていた


(全員)吐き出す 息が白冷めて

声も 聞こえなくなって

燃え上がる 体温が 夜空を焦がすまで

誰より もっと もっと 向こうへって

羽ばたいた星の 一瞬が

あぁ、夜空を照らし出している

淡く 光っている

アキ)ずっと

)ずっと

(全員)ずっと