昨日で震災から25年
次女は来月25歳になります。
あの日私は妊娠9カ月でした。
住んでいたマンションは一部損壊と判定されはしましたが他の地域に比べると格段に早く日常を取り戻すことができました。
当時里帰り出産を西宮でと予定していましたが、ライフラインの復旧もまだまだでいろいろと不安があり自宅近くの病院で出産する事にしました。
その病院には行き場を失った妊婦さん達でごった返していました。
まだまだ厳しい状況にいる人も多かったはずなのに産科病棟はみんな明るく元気でした。
母は強しです。
こうやって次々に新しい命も誕生していたのです。
出産後数ヶ月して大きな封筒が届きました。
神戸市産科学会からのかなりの量のアンケートでした。
面倒くさいことは嫌いなのですが今回ばかりはかなり真面目に答えました。
このアンケートに責任を持とうと思ったのか分かりませんが返信封筒の裏には住所と名前を書きました。
すると数年後
アンケートの結果と私を含めた当時の妊婦さんの書いた手記が載っています。
アンケートはかなりの量がありこの本一冊にまとめるのは大変だったと思います。
丁寧な優しいお手紙も添えていただいて。
記録を残すことはとても大切なことです。
また何かの節目に読んでみようと思います。