正直者 | 「月の家小圓鏡」のあばうとな日記

「月の家小圓鏡」のあばうとな日記

大事な日々を無駄に過ごしている、落語家「月の家小圓鏡」のダイアリー。
ほぼ毎日の更新を心がけている・・・んだけど・・・。

吉川永青さんの小説が好きでね。一ヶ月くらい前かな?新刊が出てたからソッコー買ったのよね。まだその時は他に読む本がたまってたからさ。三日くらい前かな?やっと読み始めたのよ。もう読み終わっちゃった。字も大きかったから文字数少ないのかもしんないけど、読むのは移動時間と喫茶店だけだからね。三日は早い。いや、期待にたがわず面白かったのよ。

 

んん…、何だろ?「正直」ってとても良い言葉だと思うんだけど、こういう捉え方の正直もあるんだな…ってね。でも確かに正直だよな…。間違えた「正直」って、大多数の人から見たら明らかに間違えてるんだけど、当の本人からしたら真っ当な「正直」なんだよね…。

 

そんで、序盤の何気ないセリフが「こっちか!?」って感じで終盤に繋がるというね。んん…、歴史小説でこんなバッドな終わり方、おそらく記憶にないよね…。良い意味で裏切られて、とても面白かったです。