季節の変わり目なのか、だいぶ寒くなって来ました。
今回は、腰が痛い時にやっちゃダメな事と、やるべき事をリストアップします

まず、腰と言っても背骨周りか、お尻周りかでも原因と対処は違っ来ますが、簡単に…
つい、やってしまいがちな事。
①腰をねじる
②前屈や開脚のストレッチ
③マッサージ
④冷やす
⑤腹筋や背筋など筋トレ
⑥座る
では、順番に説明をしてゆきます

①②
背骨は骨が何個も繋がって出来ているので、ねじったり前後左右に反らしたりとかなりフレキシブルに動かす事が出来ます。
しかし本来は前反り(生理的湾曲)が正しい形で、負荷が少なくなります(狭窄など変形の場合例外あり)
上記のようなストレッチは、故障予防や運動する前などのプレストレッチとして行いましょう。
③
マッサージについては、全てダメではありません。
痛みが出ている時に、刺激の強いマッサージを行うと傷ついた細胞が更に痛む事になります。
リンパを流したり、緊張を解くマッサージはオススメです。
④
冷やす事も、半分は間違えではありません。
冷やす場合は炎症による熱を一時間に一度程度取ります。
冷やしたままであれば、血行が悪くなります。
⑤
筋トレに関しては、必ずしも間違えではありませんが、鍛え方にもよります。
例えば、体の前ばかり鍛えれば、前に引っ張られ姿勢も悪くなります。
腹筋・背筋の筋肉は縦にあるものでは無く、横に巻いている部分(骨盤底床群)の筋肉が必要になります。
体幹トレーニングが効果的です。
⑥
辛い時は、座りたいと思います。
しかし、楽に見えるのですが、実は一番体に悪い姿勢なのです。
座る姿勢は人間の基本体ではありません。
背骨は起きた状態なのに、上半身の筋肉は立っている時と違い、脱力しています。
つまり、背骨への付加が強くなります。
さらに、身体は折り曲げた形になるので体内の循環も悪くなります。
続いて、オススメの対処法です

①痛い時は寝る
②血行を良くする
③食べ過ぎない
④正しい運動やストレッチ
では、簡単に説明してゆきます

①
痛い時に、無理をすれば必ず悪化します。
強い腰痛の痛みは捻挫と同じで、背骨の椎と椎が痛んでます。
捻挫した所を無理に触りませんよね?
それと同じで、まずは安静が一番です。
背骨に一番付加が少ないのは仰向けに寝る事です。
固すぎない敷具の上で膝下に枕や、上半身側に傾斜をつけたりして、楽な形で安静が一番です。
②
痛みはリンパ管を流れる老廃物が原因です。
老廃物は最終的に静脈に取り込まれ、尿として体外に排出されます。
水分をしっかりとり、お風呂で暖めたり、可能であれば適度な運動を行います。
③
暴飲暴食も腰痛の原因となります。
お腹が膨らむと、重心が狂ったり、腸周りの筋肉が弱ります。
腹八分で便秘に気を付けましょう。
④
無理なく出来る範囲で運動・ストレッチをします。
ストレッチについては、前屈や開脚など腰を丸めるものは避けて下さい。
かなり種類がありますので、今回は1つだけ紹介します。
あぐらストレッチ。
座っ状態で足を体の前でくの字にします。
両方の足の甲を伸ばした状態で、なるべく裏を天井に向けます。
(左右どちらの足が前後でも構いません、後で組み換えましょう)
上記のあぐらを作った状態で、上半身を前に倒したり、膝を下に広げてストレッチします。
柔軟な方は足先を前に出して付加を強めます。
足を伸ばした状態からのストレッチと違い、腰を骨では無く、骨盤のストレッチになります。
自身の体と相談して、無理の無い範囲で行う事をオススメします

腰痛だけでなく、首や肩凝りなど、様々な状態に対しても効果的なアプローチ方法が必要です。
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