皆さまこんにちは
やっと安定したお天気が続いていたと思いきや、早くも梅雨入りした地域もありますね 今年は例年より梅雨入りが早まりそうだとか...
世の中はまだまだ落ち着きませんが、引き続き体調管理には気をつけて、お出掛けができない時はRBLJとお勉強しましょう笑
さて、今回は前回に引き続き『Pas Tombe(パ・トンべ)』のバーレッスン編です
『トンべ』がどのような動きであるかは、もうご存知ですよね
前回のblogでもあったように『トンべ』はパとパの間に入ってくる動きなので、単体で行う事は滅多にございません... とても地味〜な子です。地味〜な子なんですが、トンべがなければ成り立つものも成り立たなくなってしまうので、地味ながらも必要とされる陰ながら大活躍する子です
(あまり地味、地味言うとトンべに失礼ですね)
ひとくちに『トンべ』と言っても様々です。
例えば作品の踊りで言ったらどのような『トンべ』を思い浮かべますか?
『眠れる森の美女』プロローグでのパドシス、優しさの精のva、終盤でエファッセ前デヴェロッペ〜トンべに下りる動きを繰り返していますね
☆動画の約9分10秒が優しさの精vaです
『パキータ』での女性va(このvaはエトワールが踊る事もありますね)、終盤での連続のエファッセ バロネ〜トンべ〜アンデダーン ピルエット となりますね
☆今をときめくホーレヴァちゃんです
『バヤデルカ』影の王国より第2vaでは移動を伴うお馴染みのトンべ〜パドブレ〜が盛り沢山ですね
☆ノヴォシビルスク劇場です
これらも立派な『繋ぎ』としてトンべちゃんが働いています もちろんこの他にも沢山ありますが、『トンべ』がいかにバレエを踊る上で大切な動きであるかが分かりますね。正しい繋ぎが出来る様になる為に、普段のレッスンからしっかりと学ぶ事が重要になるわけです
では、まずバーレッスンではどのようにトンべが登場してくるのでしょうか?
様々なコンビネーションに組み合わせる事ができますが、今回は文面でも分かりやすいものでいきましょう!笑
では『バットマン・フォンジュ』の時
例えば
①前に45度のフォンジュ〜
②前にトンべ〜
③ルルヴェ
↑同様に横、後も行えますね
②で前にトンべをした際に後ろの足は45度、もしくは床に置いてもOKですよ その場合、③のルルヴェで後ろ足は45度に上がりましょう(ススゥで前後どちらかに引き寄せるのも... アリですかね。お尻が置いてこられちゃう気がして個人的にはあまりやりませんが笑)
①前に45度のフォンジュ〜
②前にトンべ〜
③ピケで①の形に戻る
↑これらは横、後はもちろん、エカルテなどに角度を変えても行えますね
ご協力:長田聖良先生
今はフォンジュでトンべ(足を伸ばしての)ご説明してみましたが、クドゥピエに落ちるトンべもできますよね
※左足軸の場合
①前に45度のフォンジュ〜
②その場でクドゥピエにトンべ(右脚軸になり左脚後ろクドゥピエ)
③右脚前に45度デヴェロッペ
など
もちろんバーレッスンではフォンジュだけでなく、フラッペやプチバットマン、アンレールやアダージオなどにも『トンべ』を活用する事によってコンビネーションの幅が広がり、様々な『トンべ』を学ぶ事ができます。そこからセンターレッスンでは移動を伴う『トンべ』を沢山学ぶ事ができ、ジャンプ、ポワントへ繋がり、正しく学んだ上、舞台へと発展していけるんですね
次回も『Pas Tombe』シリーズ
まだまだ続きます
お楽しみに
RBLJ 伊藤智美
Russian Ballet Laboratory Japan
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