前回のblogでは、様々な『Fouetté(フェッテ)』が存在するということを再確認できたかと思います
今回は、バーレッスンの中ではどのようなFouettéが出てくるのか... 一緒に考えていきましょう
例えば、バットマン・タンジュではどうでしょう?タンジュのコンビネーションでもFouettéが組み合わせられます。動く脚はタンジュで伸ばしたまま、しっかりと床に爪先を伸ばしておき、軸足の踵を動かし、タンジュで伸ばしている動脚は軸足の踵の回転に付いてこないように強く留めて(伸ばして)おきましょう。まずは練習としてタンジュ(前or後)で床に爪先を置いたまま、共にアンディオール、アンデダーン、方向転換は1/4、1/2と徐々に行うと良いですね。
...このような恐ろしく地味(!?)な訓練から始まり、徐々にレベルアップしていきます
(後に華やかになっていくのでご安心を)
この方向転換を伴うFouettéはバーレッスンでも様々な動きと組み合わせられます。
続くバットマン・ジェテでは、動脚は床から離れますよね?例えば、数回バランソワールからフェッテをして方向チェンジ、からの左のコンビネーションに入ることだって出来ます。
では、バットマン・フォンジュでは?
動脚の高さ45度のフェッテ、90度のフェッテも組み合わせられますね (90度のアラベスクフェッテはフロリナ姫のvaの序盤で登場しますね)
フェッテ中には上げている脚の高さを保つように注意しましょう。脚の高さがブレてしまうと台無しですから
また、回転を伴うTour Fouetté(トゥール・フェッテ)も、バーレッスンで行うことができます。フォンジュやロンドゥジャンプ・アンレールとも組み合わせられますね。
エファッセ〜エファッセのポーズを伴うFouetté(前回のblogでもあった、ドルシネアのvaにある動き、バヤデルカ影の王国のベールのパドドゥにもありますね)もフォンジュやアダージオなどに取り込むことができますよ
バットマン・フラッペやプチ・バットマンのコンビネーションにも加えられます。(私のアカデミー担任の先生がこれらにフェッテを入れるのが大好きで永遠にやらされました&私も好きです笑)
例えばフラッペのコンビネーション後半、エファッセの方向で数回バッチュをし、動脚を床に置いたら1/2フェッテで反対方向のアラベスクになり、プレパレーション〜左に続く... など。一瞬の動きですが、立派なFouettéですよね。
そしてグラン・バットマンではFouettéをアクティブに盛り込むことができますよ
↓ボリショイ劇場のクラス・コンサート、バーレッスンの最後の方に男性ダンサー達のFouetté盛り沢山のグラン・バットマンを観ることが出来ます♪
★動画の6分頃〜 グランバットマンです
このように、バーレッスンでFouettéの基本的なことを地道に学び、センターレッスンでは大きな動きとなる様々なFouettéに発展していきます
32回転のトゥール・フェッテ、イタリアン・フェッテ... 男性はグランフェッテ・カブリオール・バッチュなどなど、Fouettéは特に舞台での見せ場ですから、普段のレッスンからしっかりと基盤を作っておけると良いですね
次回はセンターレッスンでのFouettéです。
お楽しみに
RBLJ
伊藤智美
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