光る君へ
源氏物語を筆頭に
平安文学が大好きなので
今年の大河ドラマは
本当に楽しみにしてました。
ただ平安時代は
戦国時代のような
起伏も乏しくて
盛り上がるのだろうか?と
ちょっと心配でした
そんな不安は全く感じさせず
1話目から波瀾万丈で
面白くなりそう。
幼い紫式部(まひろ)の実母が
上流貴族の貴公子に切り殺される。
心に傷を受けた まひろは
成長すると学問を好み
文や和歌の代筆業をしながら
深く人間観察するようになる…
そう来たか~と膝を打つ!
下流とはいえ貴族の娘が
市井で日銭を稼ぐなど
あり得ないと思いつつ
平安貴族は過激
繁田信一氏の著書
「殴り合う貴族たち」が
参考になります
藤原実資(さねすけ)が執筆した
「小右記」を基にした書籍。
実資役は芸人のロバート秋山さんで
平安貴族があれほど色黒?と
SNSを騒がせながらも
おもしろいスパイスになってますよね・・・
この「小右記」には
上流貴族の雅なイメージとは裏腹に
素行の悪い輩がやりたい放題で
危険な一面が暴かれています。
藤原道長の悪行も書かれてて
もちろん
自分で手は染めないけれど
手下をつかって
拉致、暴行など犯罪すれすれ。
こういう過激な匂いが
今回の大河ドラマでも見れるか
ちょっと期待してます。
紫式部と道長の関係は?
平安時代の人々も
現代とそう変わらず
承認欲求が
人間関係の根っこにある。
「偉くなりたがる男」は
立身出世をめざす。
「淋しがる女」は
夫の寵愛を繋ぎとめようともがく。
栄華を極めた藤原道長と
女流文学の頂点の紫式部が
今後どのように絡んでいくのが
一筋縄でいかない展開に
目が離せません。
源氏物語 読み直そうと思いつつ
「三国志」がまだ読み終わらん・・・
ところで 脚本家の大石静さんが
ドラマ中に「源氏物語」を
直接出しませんと
おっしゃっていました
が
ドラマのエピソードに
「源氏物語」の内容が
ちりばめられて
(まひろが逃げた小鳥に涙するシーンは
「若紫」のエピソードとか )
「源氏物語」を探す=考察という
今時のドラマ視聴を狙った
なかなか憎い演出をしていると
思っています。。
ネットニュースもうまく利用してて
NHKなかなか やるなあ