ご無沙汰をしております

主人のことではお悔みのお言葉をいただき

私へのご心配をしていただき

温かな優しい思いに有難い気持ちでいっぱいです


何度も何度も、何度も何度も読み返して涙が出て

感謝の気持ちで胸が熱くなりました


ありがとうございました🙏


小さいながらも自営業のため主人亡き後の色々な変更や処理もあり

トロい私には頭がパンク状態でした


そんな時に母が自宅で転んで寝たきりになってしまいました

その時は私が母を引き取ると決めていました

父の時と同じように自宅介護が始まりました


転ぶことには物凄く注意をしていた母

何年も一度も転ばなかった母


母は主人が亡くなってから

私が死ぬべきだった

そう言って辛そうだった


そんな辛さから転んでしまったのかもしれない

骨折もなく軽い打撲だったが今までのように杖を持っての歩きもできなくなった


ずいぶん昔から私は言っていた

母がビール🍺はもういらない

そう言った時が母の寿命が尽きていく時だと


食事の時に少しビールを母にと注いでいた

母は

もう、ビールはいらない

苦い


初めて聞いた言葉

心に不安がよぎった


それから何日か後に母の意識が無くなった

大きな声で呼びかけても抱きしめても、頬を叩いても無反応な母


訪問看護師さんもドクターも駆けつけてくれた

けれど母の意識は無いままだった


しかし母は次の日に奇跡的に蘇った

またもドクターはビックリしていた


元気になってデイサービスに行きたい

母はずっとそう言っていた


食事は美味しいと言って食べてくれた


そんな母をチョンコが側でずっと見守ってくれた








母が食事をする時は自分も食べると言って食べてくれたチョンコ

婆ちゃん、いっぱい食べようにゃ

そう言ってるようだった



父には前フクが居てくれたように




母にはチョンコが居てくれる


猫の愛は深くて優しい


デイサービスの担当の方やケアマネージャーさんも来てくれた

デイサービスの受け入れができるかもしれない


母に話すと

来ていく服を探さないといけないと喜んでいた

デイサービスのお友達に会えることも嬉しそうだった

その後来てくれた訪問看護師さんとも楽しそうに話していた


しかし、日々母の容態は悪くなっていった

お箸で自分で食べられていた食事も無理になりスプーンに変わった


朝と昼にはスプーンで食べれていたのに夜にはもうスプーンも使えなくなった

柔らかくして作っていた食事も無理になりムースに変わった


ストローで飲んでいた水も吸えなくなった

飲み込む力がなくなっていく母

閉じた目を開けることもしんどいようだ


その後主人の四十九日の法要もあり母に住職さんがお経をあげてくれるからお母ちゃんも聞いててよって言った


私の願いは一度だけデイサービスに行かせてあげたい

会いたいお友達に合わせてあげたい


それはたくさんの方々にご迷惑や負担をかけることになる

こんな状態の母を受け入れられるかの不安だってあるだろう


その後、ドクターが母のためにデイサービスに強い推しをしてくれて1日だけの受け入れ許可がでた

私も一緒について行くのが条件だが当たり前だろう


お母ちゃん、明日デイサービスに行けるよ

行こうなぁ

母はウンウンとうなづいた


新しい綺麗な服を買ったからそれを着て行くかい

母はまたウンウンとうなづいた


耳は聞こえるからとドクターや看護師さんに聞いていた


デイ当日の日が来た

朝早くから訪問看護師さんも来てくれた


母の迎えは後ろで横になれるように大きな車で来てくれた

ケアマネージャーさんやデイ担当の看護師さんも来てくれていた

母のためにゆっくり車を走らせてくれた

後ろから煽られても


デイサービスでは母の居る部屋を用意してくれていた

次々とデイの人達が会いに来てくれた


中でも一番会いたかったお友達が来た時は母は目を開けて何か言いたそうだった

あと一月で100歳になるという別のお友達は

私もすぐに行くからあっちで待っててやと言いデイの人にコラコラと言われていた


母の身体にしがみついて泣き崩れるお友達もいた


行きたい、行きたいと言ってたデイサービス

母は好かれていたんだと思えた


母が美味しいと言ってたデイサービスの食事を私に出してくれた

他に頼むのではなく、お弁当でもなく手作りの昼食


食べてすぐにわかった

母の好みの味ばかり、これは美味しいというだろう

母はいつも残さずきれいに食べていたと聞いた


デイでの終わりの時間が近づいてきた

たくさんのお友達やスタッフの人達に話しかけてもらえて

母にはちゃんと聞こえただろう




母のためにありがとうございました😭


家に帰るとまた、訪問看護師さんもドクターも来てくれた

良かったね、良かったねと

母に話しかけてくれた


母一人のためにたくさんの方々が力を貸してくれて有難い、感謝だ

思い起こせば今年の1月にもう命が今日にでもあぶないと言われた母


それでも奇跡のように元気になり皆んなとビールを飲み、🍆をマイクに歌ったり

食べるものが美味しくてと言い、デイサービスにも毎日通い

楽しい時間を過ごせたのだ


それからは母の意識が薄れて行く日々だった

6月21日、母永眠


あの日、転ばなければ

などと考えてしまうこともあるが今更だな


それにしても5月・6月と続けてお葬儀をすることになるとは


今は主人のこと、母のことで書類に囲まれている

後の仕舞もまだまだかかりそうだから

悲しみも辛さも、今はあまり無い


けれどいつか訪れるであろう淋しさを思う時が来るだろう




そして、新しい家族になるかも


ネロちゃん、飼い主さんが癌で入院した

16日に避妊手術に行く


そんなこんなでご訪問もなかなかできません

すみません


長々と読んでくださりありがとうございました🙇🏻‍♀️