去年、アーサー・ビナード氏の講演会に参加しました。
 

かなりの時間を使って、戦争の話をされていました。








ここが家だ―ベン・シャーンの第五福竜丸/集英社
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アメリカがおこした水爆実験で、



被害を受けてしまった第五福竜丸の事を題材にした作品です。




もちろん、多くの絵本の訳をされている方でもあります。



えを かく かく かく/偕成社
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ホットケーキできあがり!/偕成社
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はじまりの日/岩崎書店
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などなど。。。










その講演会の中で、


広島県の大久野島の事も話されていました。






今は、ウサギ島としても有名で


たくさんのウサギがいてのどかで、


多くの観光客も訪れる平和な島です。



戦時中は地図から消されていた島で、


日本軍が毒ガスを製造していた島だったのです。







去年のビナードさんの講演会のあと、


今年の春に、文庫連の通信でこの本のことを知り


読んでみました。

 
 
大久野島からのバトン (文学のピースウォーク)/新日本出版社
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夏休みに、部活で大久野島にきた高校生の香織たちは、


大久野島毒ガス資料館の元館長さんに出会うことから


この島の歴史を知る事になります。






元館長さんは、香織達と同じ年齢で、お国のためという事で


何をするか知らされないまま


働いていた。





この島のことは一切 口外してはいけないという


厳しい圧力のもと、来る日も来る日も


毒ガスを作り続けていたのです。





国際条約で、細菌兵器とともに毒ガスの製造は禁止され


日本は調印しましたが、批准せず


その条約に拘束はされないという解釈のもと


秘密裏に、製造がなされていたのです。








過酷な労働、そして毒ガスで身体を蝕まれていく。








しかし、この製造された毒ガスは中国で使用され


多くの犠牲者がでました。







毒ガスを作っていた事で、その後遺症被害に苦しむ人達もいれば


それを軍が使用したことによって、加害者の一端を担い


元館長さんは、中国へ謝罪の旅へと出発しました。





本文中にでてくる

「戦争は一気に始まらない。少しずつ近づいてくる」



という言葉は胸に沁みます。








作者の今関さんの何年にもわたる取材、中国への旅が


深く心に届く内容にになっているように感じました。


中学生くらいから読めると思います。


でも、大人の方も是非、手にとって読んでいただきたい1冊です。










アーサー・ビナードさんの絵本


さがしています (単行本絵本)/童心社
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そして、偶然に主人は出張で広島。


灯籠流しは多くの人で近づく事ができずに、


遠くで祈りを捧げた、と言っていました。

72年たちましたが、

亡くなられた方達のご冥福を

心よりお祈りし



核なき平和な世界が


訪れる事を切に願います。









(8月15日には、TBS 23時~「 NEWS23 」


綾瀬はるかが「戦争」をきく があります


偶然にも、大久野島にがテーマのようです)









おやすみなさい。