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生まれて初めての恋をし、一人の女として愛される喜びを知り、幸せだと感じた嬉しさや気持ちが、逆にダークな私を生み出したのです。

 

ダーク=闇の私。

 

もちろん二重人格ではないけれど、言うならば陽と陰、光と闇というような二面性を持った私のうち、闇の面の私。

 

それが、ダークな私です。


そのことを、私はよく覚えています。
 
なぜダークだというような私が生まれたのか。
 
それは、私がこれまでに幸せだということをあまり感じないで生きてきたからなのです。
 
良いことももちろんあったことはあったけれど、さほど覚えていないということもあるし、何より今度のことは全然違っていて。
 
Tさんという存在が現れたことで、これまでに全く知らなかった、味わったことのない幸せを得たということ。
 
最初は喜んでいたし、嬉しかったし、楽しかった。
 
けれど、やがてその幸せが嘘なのではないかと疑うようになったのだと思います。
 
本当に私は幸せになれているのか?
 
私は幸せになれるのに値しないような人間じゃなかったの?
 
この幸せは実は幻で、本当は消えてしまうものじゃないの?

 

こんなに幸せだと思っていいの?

 

これからもこの幸せは、本当に続く?


幸せだと思う気持ちが何時の間にか、疑い、不安、恐れに刷り変わっていったのです。

 

きっと私は、心の底で怖いという思いもあったのでしょう。

 
婚活を始めた時、私は自分を飾らずに、そのままの自分を見てもらおう!と意気込んでいました。
 
できるだけ笑っているようにして、前向きであることや努力を惜しまない、あきらめないなどプラスさをアピールしていたように思います。
 
Tさんの時もそうで、彼もそんな私だと思ったからこそ恋人に選んでくれたのだと思います。
 
でも、出現したダークな私はそれとは正反対で、とにかくネガティブな塊。
 
これまでの人生の場面でよく表に出てきていた、いろんなネガティブな私なのです。
 
「私なんて」とか「できない」とか、とにかくネガティブなワードと思考のオンパレード。
 
物事をうまく成し遂げられなかったり、とにかくスムーズでなく、そのことが逆に周りに不快感を与えたり、嫌な思いをさせたり。
 
どんな風にしていたのかは少し忘れてしまいましたが、本当の自分は暗いんだよ、そんなに頑張ってばかりいないよ、とか。
 
ネガティブな私だってこ~んなにいるんだよ、みたいなことをTさんの前で表現するようになったのです。

 

彼の前で、いつも明るく笑ったり、特に愚痴とかネガティブなことはほとんど言わないようにしていたように思うのですが。

 

それよりも、こんなにネガティブでダメダメな自分の方がもっと強いんだとアピールしていたかのようでした。

 
おそらく、それはTさんが好まなかったこと。
 
そして、そうだと分かっていたら最初から恋人に選ばなかっただろうということ。
 
そんな私を見るようになって、きっとTさんは幻滅されていったのではないでしょうか。

 

がっかりしていったのだと思います。

 

彼はそんな面がある私だとは思ってもいなかったでしょうし、知りたくもなかったことでしょう。

 
でも、ダークな私に自分の歯止めはきかなかった。
 
もっとダークな私を知って、知ってといわんばかりに。
 
そしてもっとダークな私を知った上で、それでも愛してほしいと願っていたのです。
 
こんな私でももっと愛して、と。
 
ああ、あの頃のダークな私よ!
 
自分でも何とも言えません(^_^;)
 
そして気がつくと。
 
Tさんと会わない日がかなり増え、メールとのやり取りもかなり途絶えるようになっていました。

 

もうすでに秋も終わりにさしかかろうとしていた頃のように思います。

 

 


 
 
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