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「恋は盲目」という言葉をご存じですよね。
まさにその言葉通り、ある意味盲目になっていた私。
1ヶ月も2ヶ月もほとんどやりとりがなく、デートもしてくれなくなっていた彼のことを忙しいんだと信じていたのです。
本当は寂しかったのに、忙しいから会えないんだ、こっちも我慢しようって。
彼の気持ちが私から離れているとスバリ忠告した人もいましたが、私は耳を貸さなかった。
嘘だ、そんなはずないって。
いかに盲目になっていたかが、今でこそよくわかります。
でも当時の私には無理もないことでした。
一度、会えないの?って彼にメールしたことがあります。
そしたら返ってきた言葉は。
「自分一人でも生活を楽しめるようにしろ」というような感じのものでした。
まさに突き放したような言葉で、もう明らかに彼の気持ちが読み取れますよね。
ダークな私が出現したことで、一気に彼が遠くなっていった。
その時の私は、まだそのことを認められませんでした。
そして全然会ってくれなくなり、やりとりもほぼ消滅した頃の12月。
私は再び彼にメールしました。
さすがに危惧感がわかるようになっていたのか、Tさんとやり直したい、会いたいというようなメールを送ったと思います。
でも、彼からの返事は決定的なものでした。
「もう会うつもりはない」というようなことでした。
さよならとか終わりだとかいう具体的な言葉はなかったような気がするのですが、明らかに彼は私たちが終わったことを告げていました。
全く最後まで会おうともせず、彼はたった簡潔なメールの文章だけで終止符を打たせたのです。
そして、そのことを私はどこかぼんやりとして受け止められなかった。
涙も出ませんでした。
おそらく、心の底では本当はわかっていたのだと思います、こうなることを。
もう彼とは会うことも叶わないのだということを。
でも、ほんとにこれで終わりなの?
こんな終わりってあるの?
あの日々は何だったの?
何のために私は何度も抱かれたの?
そんな思いがぐるぐる自分の中で渦巻きながら、端からでもわかるぐらい暗い顔で日々を過ごしていました。
どうしてもあきらめられなかった。
何かが納得いかなかった。
自分の中で決定的にピリオドを打つことができないでいたのです。
だから、年が変わり2月になった頃。
当時購読していた雑誌で、郵便の手紙で結果を受け取ることができるという占いを見つけたのです。
電話占いとかそういうのは無理だから、手紙だったら鑑定内容が私でもわかると思った私は。
そんな占いにでも、わらでもすがるような思いで尋ねたのです。
きっと占いしか、相談できるところがないだろうと考えてのことか。
それくらい、私は心の余裕を失っていたと思います。
彼との復縁は可能性があるのかと。
私は叶うならば、もう一度復縁ができないかと思っていたのです。
それしかないと思っていかもしれません。
復縁さえできたら、きっとまた何かがうまくやり直せるかも・・・と。
あの日々を取り戻したいと願っていたかもしれません。
やがてポストに届いた鑑定内容に、私はすぐ目を通しました。
色々と書いてあったけれど、答えは「やり直せる可能性はない」というようなこと。
しかし、その理由が書かれているのを読んだ瞬間、私の心が大きく反応しました。
彼は新しい人とうまくやっているというようなことが書かれていたのです。
もちろん冷静に考えれば、あくまでそれも根拠のないことで、そういうことかもしれない、ということでしょう。
あくまでも、可能性の一つに過ぎない。
あくまで「新しい人とうまくやっているかもしれない」というだけ。
しかし、私はそこに釘付けになったのです。
復縁の可能性がゼロということではなく、Tさんが新しい恋人を作っているかもしれないということに。
それは瞬時に、私に激しい怒りを燃え上がらせました。
文字通り、この身も心も全て焼き尽くしてしまいたいというくらい、強烈な怒りの炎でした。
それまでどこか感情が麻痺していたような自分が、一気に激しい怒りの感情を甦らせたのです。
今までTさんはいい人、彼は悪くない、彼は優しい人。
そう信じ込んでいたところがありました。
最後まで彼を美化していたような気がします。
だから、一方的に終止符を打たれた時でさえも、そんなに感情は湧かなかった。
しかし、彼が新しい恋人を早々と作っているかもしれないということが、私にとっては大きな裏切りのように感じられたのです。
これまでさんざん、ダークな自分がしてきたこともさておき。
とっくに彼は自分を見限り、それまでの日々が嘘であったかのようにあっさりと捨て、早々と新しい女性を見つけているかもしれない。
あれほどダークな私がおりながら、実はそういう未来の可能性は全く思い浮かばなかったのです。
初めて心の底から、Tさんを許さないと思いました。
心からTさんを憎んだ。
すぐさま、私はその手紙をビリビリビリに引き裂いていました。
激しい怒りのままに、それまでどうしても捨てられなかった彼との思い出の写真、品物を今すぐ燃やそうと決めて。
本当に火をつけたかったのですが、放火の罪になってはとんでもないので(笑)
ちまちまと新聞紙に包んでちゃんと燃えるごみに出すという、現実的でおとなしい方法を取りましたが
彼のメールアドレスなどの情報も即削除、これで彼につながるものはすべて永遠の闇に葬り去りました。
ああ、もっと早くこうすればよかったんだ。
長い盲目から目が覚めた瞬間です。
怒りの炎が私を目覚めさせ、現実に引き戻し、必要な手放しを行わせてくれた。
私にはこれが必要だったんですね。
実はあれから10何年経った今でも、彼の名前だけはちゃんと覚えているこの記憶力だけは恨めしいのですが(笑)
やっと私はTさんと訣別することができました。
もう二度と振り返らない、求めない。
もちろん許すも許さないも何もなく、もう本当にどうでもいうか、全く関係のないことです。
もうTさんについて語ることはないのですが、最後に1つだけ確信していることがあります。
たとえダークな私が出現しなかったとしても、きっと彼とは遅かれ早かれ破局していたように思います。
途中から彼のペースに「?」と思う自分が存在していたことも、後になって思い出しました。
最初は気が合うように思ったのですが、結果的には運命の赤い糸は彼とはつながっていなかったと思うのです。
だから、ダークな自分を出したことも後悔しなくていい。
むしろ、彼の本性が分かって良かったんだと思えば
私たちは結局、別れる運命にあったのだと思います。
さて、それから私はどうするか。
再び、私の婚活が始まることになったのです。
第二部の幕開けでしょうか(笑)
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