まもなく「立春」、
暦の上では春になりますね。
東洋占星術では、立春が一年の始まり。
本格的な辰年はこれからスタートです
やや強引に話を繋げますが
「辰」＝「ドラゴン」と言えば
占星術の世界にも
ドラゴンがいるのをご存知でしょうか。
「ドラゴンヘッド」と
「ドラゴンテイル」です。
※この2つはセットで、真正面で向かい合っています。
2024年は
このドラゴンヘッドと
小惑星のキロンが重なります。
そのピークになるのが
2月〜3月です。
※計算方法により多少時期が変わります
全体の星の流れを見ていると
すごく意味があることだと
私は感じているので、
2回に分けてご紹介しますね。
ではまず
本題に入る前に
そもそも
「ドラゴンヘッド・テイルとは何か」を
ご説明します。
ドラゴンヘッドは
星ではありません。
太陽の軌道(黄道)と
月の軌道(白道)が交わる場所、
「感受点」と呼ばれる
計算上のポイントです。
ドラゴンヘッドを「ノースノード」、
ドラゴンテイルを「サウスノード」
と言う場合もあり
この２つ合わせて
「ノード」「ノード軸」と呼びます。
必ず真正面で向かい合っています。
計算方法により
ミーン（ざっくり）と
トゥルー（きっちり）の2種類ありますが
今回はトゥルーを使います。
ノード軸の意味は複数あって
ひとつに絞られてはいませんが
【太陽=人生の目標=魂の目標】と
【月=潜在意識=心の声】が交わる場所なので
心に沿って人生を進めるときに
避けては通れない場所だと
言えるでしょう。
具体的には
このように言われています。
ドラゴンヘッド(ノースノード)
＊現世・来世の新しい方向性
＊未来に取り組むべきもの
＊良縁
ドラゴンテイル(サウスノード)
＊過去生・現世で一度体験してもう充分と感じられるもの
＊悪い習慣やマンネリで乗り越えていくべきもの
＊悪縁
現在の場所は
ドラゴンヘッドが牡羊座 
ドラゴンテイルが天秤座 
です。
ノードは18年6ヶ月で
12星座を一周するため
1つの星座に約1年半滞在します。
(通常の星とは逆方向に進みます。)
2023年7月18日に
【牡牛座-蠍座】から
【牡羊座-天秤座】へ移動して
2024年はずっと
【牡羊座-天秤座】に滞在します。
ざっくり意味を言うと
周囲との調和を図るために
八方美人でいるのはもうやめて
(天秤座のドラゴンテイル)
自分のアイデンティティ、
自尊心を確立しよう。
(牡羊座のドラゴンヘッド)
というのが
今の世の中のテーマです。
12星座のスタートである
牡羊座にドラゴンヘッドが戻ってくるので
2023年はドラゴンヘッドが
ちょっと話題になっていました。
そして
干支が辰年の2024年は
ドラゴンヘッドがずっと
牡羊座に滞在します。
まさに
ドラゴンの年なんですよね。
実際に今の世の中を見ると
去年から今年にかけて
これまで大きな権力に
押さえつけられて来た人たちの声が
随分表に出てきています。
もちろんこれ以外の
星の動きも影響していますが
2024年は更に
ひとりひとりが
自尊心を回復・確立するような
年になってくるでしょう。
ノード軸は
いわば「課題」。
人生の道を進むときに
どーんと立ちはだかる
丘のようなものでしょうか。
向き合って、乗り越えるものです。
だから放って置いても
自尊心が回復するわけではありません。
自分のエネルギーを使って
獲得するものだから
それなりに大変です。
大変だけど
本当に自分が望む場所へ
辿り着きたいなら
逃げずにやるしかありません。
難しいことを
あれこれ書きましたが
牡羊座のドラゴンヘッドを
すごく簡単に言うなら
「自分を大切にする」ということ。
もちろん自分勝手ではなく
良い意味で。
周囲に気を使って
自分の本音を押し殺して
本当の自分に無理をさせていませんか？
自分のプライドを傷つけていませんか？
その優しさは
無理な我慢ではありませんか？
自己犠牲になっていませんか？
本当の優しさとは
本当にバランスが取れた関係とは
誰かが辛くて苦しい我慢したり、
犠牲になるものではありません。
ドラゴンヘッドが
牡羊座にあるうちに
自分で自分を大切にできるように
自分で自分を誇れるように
本当のバランス感覚を
取り戻しましょうね。
ではこのドラゴンヘッドが
キロンと重なるとどういう意味なのか
次回へ続きます。
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