久々の投稿になります。

 

新年のご挨拶もしない内に、大きな地震に見舞われました。立っていられない揺れの中、「買ったばかりの洋服だんすが子どもに倒れるような事があってはならない!」という一念で必死で押さえていました。他の家具が折り重なるように倒れる中、幸い家族全員無事に脱出でき、本日を迎えております。ご心配頂いた皆様、避難場所や物資を提供するとお申し出下さった皆様、本当にありがとうございました。そして、被災された全ての方々に、心よりお見舞いを申し上げます。


今回の地震で、能登半島の輪島側では最大4.1メートルの隆起が確認され、海岸線が250メートル沖に移動した場所もありました。輪島は朝市通りで火災が出て被害が大きくなってしまいましたが、隆起のおかげで津波の被害を免れた一面もあったようです。過去1万年の間にこのような隆起が3回あり、今回が4回目。数千年間隔で起きている大地震の1つだったのではないかと報道されました。(詳細は以下のリンクをご覧下さい)

 

 

 

 

 

 

 

地震発生後の3晩は、市役所に身を寄せて夜を明かしましたが、そこに避難されていた皆さんの忍耐強さがとても印象的でした。周りを元気付けるように笑顔を見せる方。水や食糧の配給がなくても怒ったり争ったりする事なく、場所を譲り合って身体を休めている皆さん。不安からか大きな声で話す大人や子どもがいても文句を言わず、持っている物や充電のコンセントを分け合い譲り合う。お正月でお休みだったはずなのに、自らも被災しながら出勤されて避難者をサポートして下さった市役所の皆さん。ここの皆さんは、とても強くて優しい。きっとこの地震をも乗り越えて行けるはず…と思いました。

 

(うちの息子に貴重なダンボールや魚肉ソーセージを分けて下さったお母さんや、市役所からアパートに戻る際に一緒に布団を運んで下さった息子さんもいらっしゃいました。大変ありがとうございました!!)

 

 

…能登には、縄文遺跡が複数あります。真脇の遺跡などは、約6000年前から約2000年前にかけて人が定住していた形跡があるそうです。豊かな森と海に囲まれ、住みやすい土地だったのではないでしょうか。過去1万年で3回、数千年の間隔で今回のような地震が起きていたのであれば、彼らもまた大地震を経験し、それを乗り越えて今日があるのかも知れません。願わくは、今を生きる私達も、この地震を乗り越えて行けますように…!!

 

 

震災の写真は、敢えて載せません。

 

代わりに、12月に撮った穴水町の日の出をお送りします。

 

 

 

 

 

 

能登半島とそこに住む全ての人々、被災された全ての方々が、美しく穏やかな生活と風景を少しでも早く取り戻せるよう、手を貸して頂けましたら幸いです。

 

 

そして、皆様のこの1年のご多幸を心よりお祈り申し上げます。龍が駆け昇るような、素晴らしい1年となりますように!!

 

 

 

 

Evening sunlight through Ganmon on the Autumnal Equinox Day (Shika Town, 23 Sep. 2023).

 

 

 

 

 

 

 

 

 

…撮りたい物が多過ぎて、晴れが続くと嬉しい悲鳴です(「キャー!!」)。

アウトプットが追い付かず…💦

けれども、「大好きな能登の自然に入り浸りたい!」の一念で写真家になったので、最高に幸せです♪

心行くまで入り浸ります(笑)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

とても平和で美しい日暮れでした♪