歴史上の人物
初期研修の応募書類作成にあたり娘はしはしば私に語句の用法正誤確認や作成した文書の誤字チェックや添削を依頼してきました。その際にこれまで聞く機会がなかった娘の大学生活について色々知ることができました。その中で印象に残っていることの一つ。娘は、医師の先生方はもちろん、看護師さん、技師さんというコ・メディカルさんに事務さん、売店の店員さん、清掃さんや警備さん……病院で働く全ての人々に自分からの挨拶を徹底していたそうです。「挨拶はもちろんだけど『教えていただく、助けていただく』という感謝の気持ちは言葉と行動で伝えるようにしている。実習が始まった最初からずっと。それが一般社会のマナーだと思ってやってる。媚を売ってるつもりは全くないけど結果的に周囲の人に目をかけてもらえたり、助けられる。看護師さんや技師さんは、対人力の宝庫。医者は、それが欠けてたり足りなかったりの人が多い笑看護師さんや技師さんから学べることはすごく多い。掃除のおばちゃんは毎日挨拶してるうちに顔を覚えてくれて『学生さん(娘)偉いね』って謎な褒め方してくれる。警備のおっちゃんも、いつもすごく優しい。」っと言っていました。へぇ〜っと聞きながら、思い出したのはマーガレット・サッチャー氏の言葉。趣旨は覚えてるけど、正確な文言は忘れていたのでネットに落ちてたのをコピペしましたWatch your thoughts, for they become words.Watch your words, for they become actions.Watch your actions , for they become habits.Watch your habits, for they become your character.And watch your character, for it becomes your destiny.What we think, we become.My father always said that. And I think I am fine.(あー、そうそう。コレだ。)って思ったのは束の間…娘の言ってることとサッチャー氏の名言、全然違ってたわ私の記憶力、ポンコツでヤバいヤバい笑でも何故、娘の話はサッチャー氏の言葉を彷彿とさせたのだろう。娘は自分の考えから言葉と行動を選びました。他者はそれを見て、彼女の意欲と人柄を判断し娘の悪いところ、足りないところを指摘してくれたり、指導してくれたり、補ってくれています。娘の良いところを褒めてくれたり、優しく反応してくれます。なるほど。サッチャー氏の言葉通りに娘の置かれた状況が巡っていたからか…。運命というほど大袈裟ではないけれど娘の考え方が最初の1ページになっていたのかもしれません。母「サッチャーみたい」娘「サッチャー?」母「元イギリス首相のマーガレット・サッチャー」娘「あぁ、サッチャーね…」母「知ってる?」娘「知ってるよ、でも……」母「(???)」次に、娘が衝撃の言葉を放ちました。「『元』って言うか…歴史上の人物やから。私が生まれる前の首相やし。世界史の教科書に載る歴代首相の一人やから笑」って言われてしもた私がリアルタイムニュースで見ていた人物を、私の現社だったか政経だったかの教科書に載っていた人物を、娘に歴史上の人物って言われてしもた。まぁ当たり前なんですけどね……半世紀以上も生きてたらそうなるよね……