「特集 大震災 復興に向かって」
の背表紙の文字が
今朝は目に止まった。
いつもは素通りなのに。
母校の交友会誌 2011年8月号。
昨夏の断捨離をすり抜けて残っていた。
あとで読むつもりで放置してあった。
手に取って見る。
加藤祥造さんの「ふたつの自然力」
というエッセイがあった。
その中の詩。
忘れないように書き留めておこうと思って。
一部抜粋。
三月二十九日、晴。風は南西に変わり
暖気あり。庭に出る。
辛夷(こぶし)の枝にあるひとつの蕾に目をよせた。
(中略)
残った私たちはいま、自然の
強大な力と優しい働きの両方を
受け入れることだ。そうして
compassionとともに生きてゆこうーー
なぜなら、生きることの第一の責務は
花ひらくことだからだ。
(後略)
(compassionは深い愛からの共感のこと)
「いまなお避難生活を送る人々は23万人....」
の報道の文字も、忘れないように、書き留めておく。