ちはるちゃんの
DRESSCHANGEに挑戦した過程は
京都メンバーの市村やよいちゃんの
挑戦物語でも記載している
2人は同じ過程を通って
DRESSCHANGEに参加している
2020年DRESSCHANGE本番からの帰り道
車の中でやよいちゃんと
『来年出たいね』という想いがありながらも
『できない理由』をお互いに話していたのだ
そしてエントリー開始当日
座長からやよいちゃんへの電話があり
「残り2席」と知らされた
やよいちゃんからちはるちゃんに
「どうする??」という電話がかかってきたそうだ
実は ちはるちゃんは、その時点で『出る』という覚悟ができていたそう
ちはるちゃんは、エントリーまでよりも
エントリー後に葛藤が起こったのだ
実は 2021年DRESSCHANGEの
メンバー発表があった後に
妊娠が発覚したのだ
『DRESSCHANGEどうしよう』
春から新しく仕事の幅も広げようと思っていた
矢先の妊娠発覚・・・・
私たち夫婦は 産むという決意をした
これは、一旦DRESSCHANGEも新しく考えていた仕事の拡大も諦めようと思った
DRESSCHANGEのことも悩み
妊娠発覚から2週間ほど、誰にも相談できずに
1人で抱えていた
座長に「話したいことがある」とメッセージして
直接電話をした
「なんて言われるのかな??」と不安を
抱えながら座長に電話をかけ
妊娠した経緯を話すと
「妊婦のまま歩いたらいいじゃん」と言ったんだよね
私が思っていた以上に座長が驚かなくって
逆にその反応に驚き拍子抜けした
座長は 去年のメンバーさんは妊娠中にエントリーして出産してから本番に出たメンバーさんもいたという話もしてくれた
そういってもらったから「頑張ります」と伝えたんだよね
その時は 頑張れることを頑張ろうと思った
『頑張ります!』と伝えたものの
日によってだが GWまでつわりがあった
つわりが落ち着いてきた矢先
5月末に一家全員(私、夫、子供4人)が胃腸炎になってしまった
その渦中に もう一つ悲しい出来事が起こったのだ
祖母が亡くなってしまったのだ
私は精神的にも肉体的にも疲労していたようで
帯状疱疹にかかってしまったのだ
もともとアトピーもちもあって
ひどくなってしまい顔まで出てしまった
飲み薬でも治らなかった
主治医の先生から
「入院した方が早く治るよ」と言われたけれど
1週間子どもを置いて入院はできず
なんとか通院にしてしてもらった
DRESSCHANGEの練習日に参加できない自分
全体の流れを通す時に 自分がいないことで
周りに迷惑をかけているような気がしていた
DRESSCHANGEに出るという決断をしたことに
「本当によかったのだろうか??」と迷いが出始めた
DRESSCHANGEのこともやりたいのに
やれない自分にモヤモヤしていたし
不甲斐なさも感じていた
メンバーに対して申し訳ない気持ちになり
その想いをメンバーに吐露したところ
わたしの体を思いやるメッセージをくれて
「ちはるちゃんがDRESSCHANGEにでることを
諦めていないから」という温かいメッセージを
もらった
メンバーに出会えたこと、出会いは財産だと
その時にDRESSCHANGEに挑戦してよかったなと
その時により強く感じた
今はDRESSCHANGEに出れると信じて
家で練習をしている
レッスンも参加できるかもしれないところまで
回復しつつある
私が思っている
ちはるちゃんはね、自分で自分の想いを
外に出さないで抱えることが
あるなって思っているの
「どうしよう」と思ってもそれを口に出さないで
自分で解決しようと思うところがあるんだ
子だくさんのママであるちはるちゃんが
DRESSCHANGEに参加すること
それは見ている人に勇気を与える
今まさに身ごもっている身で
ランウェイを歩く姿は
神聖であり、神秘でもあり
命をお腹に抱えてもランウェイに
出られるのだという
存在にもなれるのだと思う
DRESSCHANGEの期間の間に
お腹の中で育っている赤ちゃんと
共に歩くランウェイ
ちはるちゃんが体力を回復させて
一緒にランウェイを歩ける日を
楽しみにしているんだ
written by 早川明奈