恵子さんことサラちゃんはね 京都メンバーの
最後の1席に駆け込んだメンバーさん
そんなメンバーさんがね
どうして参加することになったのか
不思議でしょ
それを聞いてみたの
サラちゃん
DRESSCHANGEになぜ参加しようと思ったの??
DRESSCHANGEを知ったきっかけはね
さちえさん(米澤紗智江さん・臨床心理士)の誘いだったんだ
さちえさんは 私にとってヨーガ療法士のメンタルの先生だったんだよね
「先生なのに、挑戦したいと思っている」
その姿が素敵だなって思ったの
座長(小堀美沙紀さん)に出会ったのは
さちえさんと座長の撮影会だった
それが忘れもしない2020年12月7日だったの
なぜ鮮明に覚えているかというとね
元々母が危篤状態が続いていて撮影会の日も
怪しいなと思っていた
12月6日に亡くなった時は
「あ、これで撮影会キャンセルだな連絡しないと」
と思ったんだよね
ところがねお葬式の日が
葬儀場の関係で12月8日に
なって
何か運命的なものを感じ
自分の心に素直に従って
撮影会に行ったんだ
母はね
学校の先生だったの
私がおしゃれをしても
「そんなことにお金を使っている時間が
あるんだったら 自分の身になるようなことをしなさい」
というような母でね
母自身もおしゃれに気を遣わない人だった
私もその価値観に沿うことが当たり前になっていて おしゃれをすることやきれいにすることに
罪悪感を感じていた
私ね 服を買ってもね
「これがいかに安かったか」を
母に一生懸命説明していたんだ
そうじゃないと
母に認めてもらえない
気がしていた
母が亡くなって
悲しいけれど
母の価値観を
手放す感覚にもなった
そんなときの撮影会で私は
「きれいになっていいだよ」
というメッセージを
受け取ったんだ
今まで子供の写真ばかり撮っていて
自分一人だけが写る写真が
とても新鮮な感じがした
一人で写真に写っている自分の姿に
「あー1人で写るのもいいもんだな」
と思ったんだ
そして自分だけのためだけに
写真を撮ること
自分のためにお金を使う事に
とても晴れやかな気分になった
そこからどうやってDRESSCHANGEに繋がったの??
さちえさんからメッセージをもらったの
「10席のうち9席が埋まっている あと1席だけ空いているんだけどね、それは恵子さんのために 空いているように思った」
と電話までかけて伝えてくれた
さちえさんは
「強制でもないし 自分で決めていいからね」
と押し付けるわけでもなく
さちえさんが去年見てきた0期生の
DRESSCHANGEはどんなものだったかも教えてくれた
私は家族が巣立ったあとの
女性たちが 自分の体の変化と
孤独感のようなものと対峙するときに
ヨーガを通して寄り添い
一緒になって乗り越えたいと
日々活動をしている
そんな風に自分は応援する側だと
思っていたから
自分がやる側を想像したときに
やったことのないことだから
少し怖くなった
誰かの役に立てても
前に立つ演者ではないと
思う
でも人の前に立つことで
私が変わっていく
その姿をみて
同世代の女性の希望になれたら嬉しいな
と思い始めたんだ
私がさちえさんからの電話をもらったとき
本エントリーの締め切り間近だった
迷っている時間はなくて
参加する費用と本番の日にちだけ聞いて
直感的にエントリーした
エントリーしてから
本当に出てよかったのだろうかという迷いが
出始めた
私の年齢でもよかったのだろうかと不安になり
座長にも連絡した
「いくつになっても
きれいになりたいを応援しているから
出てもいいんだよ」と言われホッとした
エントリーした後
私の中できれいになりたいという想いや
表舞台に出てみたいという想いもあった
と気づいたんだ
今まで表舞台に出ようと思わなかったのは
出ない方が楽だし 失敗したくない
自分がいたからだとも気づいた
DRESSCHANGEの過程でどう変化している??
人の前に立つこと 私が私のままで立つことに
今まで遠慮があった
この間 つぐさん(丸山嘉嗣さん)の撮影があってね
いつも住んでいる場所と違う場所にいくことで
自分が開放されている感じがした
DRESSCHANGEも
応援する場所から 自分が演じる場所へ変化することで自分がどんどん洗練されているような感じがするんだ
舞台の袖で見ている人だった私が
光が当たる場所に出ていこうとしている
その過程を誰かに見ていて欲しいと
思うようになった
そして
それが誰かの「私もできる」の後押しになったら嬉しい
応援している自分 応援される自分
どちらの側面も経験することが
とても大事に思えるようになっているんだ
サラちゃんはね
私にとっては セレブな感じと
あまり苦労されていないように感じてきたんだよね
お話を聞いてみたら 色々お子様のことでも
葛藤があって悩んでここまできたんだなって
思った
私(明奈)の母も教師だった
だからサラちゃんが
感じたような罪悪感を
いまだに感じている点で
とても親近感が湧いた
そんなサラちゃんが
さちえさんのプッシュとともに
舞台に出ることになった
サラちゃんも
まさか自分がDRESSCHANGEに
出るなんて
きっと
一年前は夢にも
思ってもいなかったように思う
今では
写真撮影でも
自分の好きな服を着て
とても素敵な笑顔で
写っている
そんな開放感に満ちたサラちゃんが今度は
踏み出したいのに踏み出せない方の
踏み出すきっかけを作る人になるのかなと思う