8/26(水)の事、
この日は、私が担当している
2箇所の地域猫たちのエサやりを
メンバーが行ってくれる日だったので
仕事が終わった後
自分の腰痛・膝痛ケアのため整骨院へ
あいにく駐車場が満車で空くのを待つ事に…
なかなか空かず、もう諦めて帰ろうか…?
と思い始めた頃、ようやく1台が出たので
空いたスペースにバックで車を停めた
ふと、、、
ライトの先の駐車場の地面に
何か白っぽいものが落ちているのが見え
タオルかな…
何だろう…
よく目を凝らすと、何だか猫の形に見えた
車からおり、近付くにつれ
猫だ、、、
子猫、、、、、
動いてない、、、、、
交通事故に遭ったのかな、、、
もう息がないかもしれない、、、、、
小さな子猫がアスファルトに横たわっていた
生きているのか…わからなかったけど
「どうした…? 大丈夫…?」
と声をかけると
少しだけ目をこちらへ向け
か細い声で「ニャー…」って鳴いた
とにかく、、、
病院、、、、、
病院だ
間もなく、病院が閉まってしまう時間
何とか…動揺している自分に
落ち着け落ち着け
と言い聞かせ
病院へ電話
診療時間を過ぎてしまう事を伝えると、
幸いにも診てくださる事に
フニャフニャで力無い状態の子猫を
車中にあった大きな段ボール箱に寝かせ
無我夢中で病院へ運んだ
直ぐに診てくださり、レントゲンを撮ると、
大きな骨の骨折や、内臓のダメージは
無さそうという事でしたが
かなりひどい脱水で危険な状態
頭部からの出血 ケガを負っている事も判り
集中治療室(ICU) に入り
直ぐに処置をしてもらう事になりました
交通事故かもしれない…
レントゲンでは判らない深刻なダメージを
負っているかもしれない…
その日は、心配で心配で眠れなかった
翌日、面会に行くと、
頭を起こし、少し回復した様子だった
助かった!
生きようと頑張っているその姿にジーン…
愛しくて 愛しくて たまらなくなった
後ろ足には少し力が戻って来てはいたが
前足は、、まだフニャフニャで
力が入らない…、後遺症が残るかも
どこまで回復するかは、現段階では
何とも言えない との事でしたが、
麻痺が残ったとしてもこのコが
生きてる限り、希望を持つ事にした
交通事故かと思っていた頭部のケガは、
頭だけでなく、頬・喉にも数ヶ所あり、
傷の感じから、何らかの動物に
頭ごと噛まれた傷である事が判明
傷はかなり深く、頭蓋骨まで達しているが
幸いにも貫通はしてなさそう…と
容態が安定するまで、ICU で治療してもらい
退院してからは、
こまめな食事が必要であったため
家族にも協力してもらい、日に複数回
口元へ食事を運び、体力回復を目指しました
通院と投薬で、体重も順調に増え
フニャフニャだった前足にも力が入り
何とか立ち上がる事が出来る様に
最初は手首が裏返って歩いたりしてましたが
日に日に…力が付いて来てるのを感じます
そして、自力で排泄も出来る様に
食事も、介助しなくても出来る様に
まだ、、、
噛まれた右側の目の瞬膜が戻りにくい事と
頭が傾いていますが
ちゃんと、立ち上がれる様になったよ
傷ついた神経がどこまで回復できるか
にもよりますが、それも、
このコは克服すると信じています
あの日、あの時間に、
あの場所に車を停めなければ
気付かなかった 消えそうだった命
直ぐに病院で治療してもらえた事も
あの酷暑の中
熱いアスファルトの上で
生きる事を諦めなかった生命力も
このコが持ってる不思議な力
出会えて良かった
頑張れー
天使のてんちゃん