2014年山歩き③【富士山】
富士山は、5年前にチャレンジしたのですが、天気が荒れてしまい、雨と風がすごくなって、その際はツアーガイドさんの判断で8合目で撤退。またいつか登りたい、と思ってはいたものの、世界遺産に登録されてからは更に登山客が増え、登山道は大渋滞という話を聞いてから富士山熱は冷めてまして「もう登る機会はないかもな」と思ってました。ところが、御嶽山の下山時に旦那ちんが「おくたんに富士山の満天の星を見せたい」と言ってくれ、一気に俄然、登る気満々となりました。今回はバスツアーで参加はしましたが、フリープランを選択。これは、1日目の11時に5合目到着してから翌日の11時受付(11時半出発)のバスまで完全なるフリーのプランです。その間、本8合目の山小屋での宿泊がついてます。自分のペースで好きに登れる反面、自己責任となります。ウチは、旦那ちんは過去に富士登山(登頂&お鉢めぐり)をしていること、また私自身も富士山は2回目ということでこのフリープランを選択しましたが、この日、同じバスの方々で、フリープランだったのは3組ほどだったかな、あとの方々はガイド付きの団体行動でした。1日目、5合目での高度調整を2時間とゆっくり目に取り、しかもツアーで休憩所(畳のお部屋)が無料で使用出来たので、そこで入念にストレッチをし、どんどん皆さん出発していき、休憩所は人がいなくて広々だったのでごろごろ横になったりして、くつろいでました。ちなみに、ウチ夫婦はトイレは公衆トイレを使用します。これは、5合目のレストハウスが立ち並んでいるところから少し下ったところにあります。トイレも休憩所(机とイスがあります)も無料、女子トイレは個室が15個くらいあってキレイな水洗洋式、是非おすすめです。ウチ夫婦は、本八合目の山小屋に19時台に到着しました。すぐに寝るスペースに案内されます。予想はしていたけど狭いですね。2段ベッドの下だったため、常にしゃがんでいて、横になるとお腹の上あたりの天井のクギにビニール袋に入れた登山靴をかけていて足元にはザック、狭いのに更に圧迫感が増します。私はチビなので足元にザックを置いても、ちょうど足をのばせますが、旦那ちんは足元にザックを置くと、常に足は曲げていないとダメ。そして、私は左隣が旦那ちん、右隣は若い大学生くらいの女性(2人組)だったのですが、それでも、横になって、少しでも動くと隣の女性にぶつかってしまいます。とにかく寝返りが出来るスペースすらないため常に仰向けという同じ態勢で寝ていると、腰が痛くて痛くて。同じ場所で態勢だけ横向けにしたり、また仰向けになったり。お隣にぶつからないよう、気をつけながら。さらに、下の段のため、頭のすぐ上が通路のため、たえず人が通る。その足音とホコリのため、眠れないどころか、ホコリのため、のどが痛くなってしまいました。あとはとにかく寒かったですね。あ。夕飯は食事スペースの机で正座しながら、カレーいただきました。眠れない上に、周りは団体ツアーのため、23時になると、山小屋のスタッフが大声で間近で起こしに来るんです。「○○ツアーの方、起きて準備してください。24時に外に集合です」という感じで、15分おきに、次々にツアー客を大声で起こしに来る。これにはびっくり。そして、周りはゴソゴソと準備を始め、うちらはフリープランなのに、うるさくてとても寝ていられませんでした。仕方がないので、私たちも予定を早め、夕飯時にいただいていたお弁当を食事スペースで食べてから、夜中の1時半すぎには出発。団体ツアーさんは先に出発しているため、やはり登山道は混みこみでした。といっても、登山道の左側が団体さん、右側はフリーの方、という感じで2列になっていて、右側はどんどん進んでいったので、ウチ夫婦も途中2回休憩をしたのですが、3時台には山頂へ到着しました。そして。念願の満天の星も見ることが出来ました山頂には予定より早く着いたのと、寒さのため、山小屋で休憩させてもらいます。旦那ちんはオシルコ、私はラーメンを注文。そして、ソワソワ気持ちが早まり、4時には外に出て、ご来光待ちに入りました。これ、失敗です。とにかく山頂は気温が低く寒い上に、風がすごく、体感温度は0度なくマイナス、と近くのツアーのガイドさんが話してましたが、そんな中に1時間近くいたため、体が凍えきってしまい、動くのも億劫になってました。早く場所取りしないと、混んできてチビだからご来光が見られなかったらイヤだ、と焦ってしまったためです。でも、みんな座ってますし、場所は広くありますから、全然ブルーアワーになってから外に出てOKです。それまでは山小屋であったまっていたほうが体にはよいです。今回の富士山登山では、どうしてもやりたいことが2つ。山頂の神社でご朱印をもらうこと(もちろんお参りもですよ)、そして、山頂の郵便局でハガキを出すこと(ここだけの消印を押してくれるのです)ちなみに、郵便局は行列でしたが、消印を押すだけなら、並ばないで入っても大丈夫でした。頂上神社は改装中でしたが、ご朱印はいただけました。神社そばのトイレをお借りし、暑くなってきたので、ダウンジャケットを脱ぎます。この2つをやったら下山する予定が、ここまで来たら、と欲が出てきてしまい、なんと、剣ヶ峰を目指してしまいます。剣ヶ峰は写真撮影のための行列が下まで出来ていてなかなか進まない。これは・・・・またもや時間がヤバイ?5合目に11時に到着しないとダメなので、少し並んだのですが、仕方なくあきらめ。そして、ここでようやく気が付くのです。またしても予定外の行動をしたため、事前にお鉢めぐりが一体どれくらい時間がかかるのか調べていなかったのです。そして、この剣ヶ峰がお鉢めぐりのちょうど半分地点。ここから下山ルートの入口まで40分もかかることが判明。やばい・・・・そして、ここにきて、空腹もあいまって(明け方ラーメン食べたのにどんだけ?ですよね)エネルギー切れに。足取りが重く、ザックの重みも肩にのしかかってきました。どんどん人に抜かれていく。旦那ちんは元気いっぱいで「おくたんのザック持つよ」と。はいやいや。自分の荷物は自分で持つし、自分で歩く、それでこそ富士山登山だ、と頑固な私は断固拒否。しっかし、旦那ちんのタフさには驚愕でした。ルンルンと足取り軽く歩いてましたな。まぁありがたいことに、私も高山病にはならずにすみました。ふらふらとお鉢めぐり完了し、明け方お世話になった小屋で休憩。持参していた栄養バーとバナナを食べ、下山に備え、上着やニット帽・ネックウォーマー、ズボンなど防寒グッズを脱ぎ、帽子、サングラス、バフ、ゲイターを装着。そして。8時に下山に向け出発(遅い・・・)。2時間半で下山し、5合目でソフトクリーム食べるんだぁと意気揚々と出発し、元気いっぱいだったのは最初の1時間。下れども下れども、続くつづら道。。。。げんなり。さらに、ハプニング発生自分の不手際なのですが、出発前に足の爪を切っていなかった私。普段から爪は長くはしていないのですが、それでも下山に入り、足の爪が登山靴の先に当たり、痛みが出始めました。そして自分の悪い性格が出ます。面倒がってしまったのです。登山靴の中の足をカカトに押し当てて靴ひもを結び直したらまだ少しはマシになったのでしょうが、下山道は砂ボコリがひどく、登山靴もゲイターも砂まみれで、それらを脱いで結び直すという作業がとっても面倒に思えて、そのままで強行して歩き続けました。結果。痛みのため、親指側に力を入れられず小指側に力を入れておかしな歩き方をしていたら、膝が痛くなってしまった。そう、仕舞いには、親指も膝も痛い。痛くて普通に歩けないこんな経験は初めてで、一気にスピードダウンいつも下山ではスピードダウンする旦那ちんのほうが速いスピードでどんどん歩いていく。ひゃーん。途中トイレに1回立ち止まり、かなり遅れているため、あとは休憩もせずに進みますが、登りと合流してからは、さらにスピードダウン。前日に元気いっぱい登っている時、すれ違う下山の方々が無言だったのを見て「あらら」と思っていたのですが、この時、その気持ちがよくわかりました。まぁ私は無言というより、悪態ついてました、旦那ちんに。「なんでこんなに下山が長いんだよ」を繰り返してました。(ワガママ奥さんです)悪態をつきながら、痛みと戦い、途中バンビが道の脇にいて、みんなが写真撮っていたのですが、それすら余裕なく、「バンビ―」と言うだけで写真も取らず、先を急ぐ。もう旦那ちんに「あとどれくらいあるか見てきて!」とか「先に行ってバスの受付だけしてきて!」と叫び旦那ちんが先を進むのを見て、急にあせって、いやいや、これじゃ私だけおいてけぼりになるかも、とあわてて急いで追いつき、一緒に歩きました。もう下りはイヤだ(親指の痛みは激痛で)、登りがいい、と言っていたら最後の最後で登り。もう、ひぃひぃ、でした。「誰だよ、こんなコース作ったの」「最後に登りなんてひどすぎる」とまたもや1人悪態つきながら、無事に到着。旦那ちん、走っていきバスの受付、間に合いました。足の痛みというトラブルのため、なんと下りは3時間もかかってしまったそして、出発までの30分で、トイレをすませ、ゲイターをはずし、登山靴を脱ぎサンダルになり、バス停へ。なんだ、余裕だったじゃん・・・(おいおい)帰り道、温泉に立ち寄りましたが、ツアー客が来るため、脱衣所の床は砂利。そして、湯船に入っていたら、別のツアーが来たらしくシャワーに大行列まぁ、そんなこんなで、ここでお昼ごはん(ほうとう)をすませ、バスに乗ってからは、大爆睡でした。富士山登山は、不思議と筋肉痛がまったくなかったです。そのため、「また登りたいね」とすぐに思ってしまったほどです。(え?あんなに悪態ついたのに?)足の爪は結局、両足とも親指が内出血していて、上から触ると激痛。爪が真っ赤で、翌日は爪の間から液が出てきました。実は4か月たった今でも親指の爪の上3分の1はまだ真っ赤です。富士山登山から学んだこと。面倒くさがるなということもあるのですが、つらかったお鉢めぐりや、足の痛みにたえた下山の時に、少しずつでも前へ足を出すこと、止まらないこと、そうすればゴールにたどり着けるのだ、ということでした。これって人生に似てるなぁと。2014年は、低山をいくつか、そして、御嶽山と富士山という3000メートルの山、かつ日本百名山の2つの山を登れたということ、いつになく達成感のあった年でした。そして。いつも一緒に、サポートしてくれる旦那ちん、私は一人なら山には行けないです、怖くて。本当に旦那ちんには感謝をしています。富士山から帰宅した時に、初めて自分の背中の荷物を計ってみました。ザックも含め、5.5キロ。これにお水1リットルやら食糧やらを加えたら大体7~8キロを背中に背負って何時間も歩いたことになります。お子さんのいらっしゃる方なら、0~1歳児を背負っているのと同じ重さということで全然平気かもしれませんが、普段ここまで重い荷物を持たない私は、富士山のお鉢めぐりの時に、荷物の重さが肩にくいこみました。これでも、富士山では1食分足らなかったなぁと思ったくらいなので、今後はもう少し体力をつけないと、という課題が出来ました。2014年、あと数時間です。どうぞ皆様、よいお年をお迎えください。