24日。
渋谷FAMILYにて。
ヒプホプやエレクトロ中心のイベント、KH NIGHTに行ってきた。
ペインターやモデルさん、有名なトラックメイカーさんなどなど。色んな人と出逢い、お酒を交わした。
だけど、その度に感じたのが「ごめん」てこと。

沢山のエネルギーや才能を感じさせてくれてありがとう。紹介してくれたヨネくんや話を聞いてくれた人たち、ありがとう。

でも、こんな小童でごめん。自称でしかない、そんな半端な立場の僕に付き合わせて、ごめん。

早く抜け出したい、ココから。


なんて電車の中で思っていたら、目の前で女の子が倒れた。

色んな人たちが助けによったのだけれど、僕が一番近かった。
ぼーっと見ていた。
いろんな雑念で身動きが取れなかったんだ。

彼女は苦しそうにうずくまっていた。

自分のことしか考えていなかった。

ごめん。



以上。
小童の懺悔でした。

なぜなら、10月3日PM11:00。

今まさに撃たれたのだ。

胸の奥深くまで、ズキュンと。


デラ富樫・・・を演じる村田大樹・・・を演じる佐藤浩一。

笑わせ、泣かせ、そして僕らのような半端な人間たちへ希望を与える。

最高の俳優。

ありがとう。


映画「ザ・マジックアワー」

http://www.magic-hour.jp/index.html









先週、映画『精神』を見てきた。

精神病棟が舞台のドキュメンタリー映画で、患者の顔や関係者の顔からあえてモザイクをはずし、バックミュージック等の演出を控える、という、とにかく現場のリアルな空気感にこだわった作品。



胸を高鳴らせ、渋谷イメージフォーラムに入った僕は、数十分後、予想以上の出来に…



吐き気を催した。

リアリティ、救いのなさ、それがいままで見た映画の中でも群を抜いていたからだ。


見終わったあと、呆然。偽善者の僕は、この現実とどう向き合えばいいのか、なんて考えたが、答えが出るはずはない。
この現実はまるで『出口のない迷路』そう感じた。

一度は見るべき傑作。

焦った蝉が、ラストスパートをかけて必死に鳴いとる。

いつもいつも切なくなる、この時期はさ。

窓を開けると、空高くに雲がぽつぽつ。

秋空ってやつや。

そういえば、小さいころ雲が綿飴だと思っていたよ。

でも、どっかの大人が教えてくれた。


違うよ。

近くに行くとびしょびしょになるだけ。

ふわふわしていないし、甘くもない。てね。


でもさ、どうせ近くに行けっこないなら、綿飴ってことにしとこうよ?

ほんと、大人くんはケチや。




先週、いろんなひとからパワーをもらったよ。

NO NAME MAGAZINって音楽雑誌の編集者でね。

年下なのにすごくアグレッシブで尊敬できた。

いろんな話ができたしね。

お互いの仕事についても前向きに協力していこう、という話になった。

どうなるのか、綱渡りでまだまだわかんないけど

僕の漫画を早くあちこちで目にできるように努力したいと思うよ。

雑誌は、タワレコやディスクユニオンに置いてる。

インディーバンドを中心に扱っててさ

見ごたえあるから、見つけたら手に取ってみてよ。


末吉ルンペの哀愁短歌-nnm




次の日、茨城へ。

新しくオープンしたレコ屋を拝見しに。

手作り独自の温かさを感じたよ。

友人や店長も面白い人たちで、ヒップホップやアートについてアツく話して楽しかった。


それで、正面の壁に絵を描かせてもらうことなった。

ヒップホップがテーマなんやけど、やっぱり難しい。

だってヒップホップをイメージさせるもののほとんどが

表面的に記号化されたものばかりなんやもん。

グラフだってさ、レコードやターンテーブルだってさ。

それを描いておけば、とりあえずいい、みたいなさ。


でもやっぱり、尊敬し学ぶべき部分ってのは

「逆境やコンプレックスをエネルギーに変える」

てとこやと思う。


今の僕らにとっては、すごく必要な精神だよね。

それを表現できるよう、魂込めて創るよ。




末吉ルンペの哀愁短歌-e



色んな画材を使って、深みのある色合いを出したい。



今日も強く生きよう。

空高くある雲が、綿飴じゃなかったとしてもさ。