12月10日(木)
リタリンがない事を発見!!看護婦不信さらに深まる・・・
桑田を閉鎖に追いやることに成功する。
06:50 寒くて起きる
08:00 食事
薬 リタリンがないことを発見!!看護婦さんに問いただす。そして昨日のむかつく看護婦のことを直訴する。僕の看護婦論をぶちまけた。又桑田がタヌキさんに向かってモデルガンで撃ったことも包み隠さず話す。
10:00 元気がない。タバコ場で鬱に浸ってたらオジさんに肩を30分くらいもんでもらった。感激してしまった。
12:00 食事
薬 3錠
13:00 とうとう桑田は閉鎖に行くことが決定した。僕がチクッたことはばれてるみたいだ。奴は最高潮に躁状態だ!!「俺のバックにはアレがついとるけんの!! 覚悟しとけよ!! おい、きさん! 表にでろやこら!!!!!」しめた!!ここは殴ってもらって慰謝料もらおう!「表にでてやるけん
殴ってみろやこら!! 殴れほら。殴ってみろや!!」でも結局僕を殴らず荷物を片付けて去って行った……期待はずれやんけ。
また看護婦さんのとこ行って今起きた状況を包み隠さず報告した。もちろん僕が言った事もね。
「桑田さんは再入院してイライラしてるのよ。あなたは若いから言い易かったんじゃない?あなたのほかにも脅されて私に言いにきた人もいるから心配しないで。ヤクザは絶対来ないから」しょうがないか。チクッたのは僕だし。僕がリタリンで寝てる時(午前3時くらい)に起き出して電気つけてワープロを打ち始めたりして夏山さんやタヌキさんに迷惑をかけていたそうだ。「またアイツがなんか言ってきたら僕も言い返しますよ。殴られたら殴り返しますよ。」と僕の心境を語ると「いいのよ。でもね桑田さんも苦しんでることは忘れないでね。」なんかしぼんでしまった。
14:30 タバコ場でタバコを吸うことにした。すると小太りのオバちゃんがやってきて僕の事を気に入ったみたいだ。フォークダンスに付き合わせられたり、格闘技の練習相手にさせられた。どうして僕ひとりにさせてくれないんだ!! 独りになりたい!!!!
サイコさんがなんとキムタクがよく使うという毛糸の帽子を買ってきて僕にプレゼントしてきた。こんなものもらったら後が大変だからいらないと言うと、激怒したからもらうことにした。いろんな人がジュースとかお菓子とかを僕にくれる。みんなオバちゃんだけどね。
この後は鬱に入りまくりで何も書いていない。
2005年振り返り
なんか子供じみたことばやってしまったような気がするっちゃけど、
やっぱ言葉が荒い奴と話すと、こっちも荒くなってしまうとはなんでやろか?
このおっさんだって、病気にかかってる。それを当時はわからんかった。
俺の病状と、おっさんの病状を比べて、なんか俺のほうが落ち着いとるなあとか
変な優越感があったことは、否めんね。俺もおっさんも同じ入院患者やけん、
上も下もないと。それが俺にはわかっとらんかった。
ただ、殴ってもらおうと思ったとはなんか損みたいやけど、やっぱ損。
だって、喧嘩ばしよったら俺だって開放病棟から追放されるわけやん。
興奮してそげんこつ、いっちょんわかっとらんかったっちゃろうね。
結局看護婦さんにチクッたけど、口喧嘩げなせんで、真っ先に報告することが
大切なんやないかなあって、今にして思うとです。
フォークダンスのことは、いっちょん憶えとらんけど、精神病院は楽しかね。
格闘技もどきのスパーは、おばちゃん強くて痛かったってのは憶えとるよ。
負けず嫌いなんやろうね。
処方の間違いが発覚して激怒したことも、おっさんと口喧嘩(笑)。になった
要因の一つかもしれん。なんにせよ、医療ミスだけは絶対にダメとよ。
毎日日記ば書いとったんやけど、書けん日だって……俺にはある……。
もし入院ばしようかと考えとる人がおったら、ほんの少しでもいいけんが
日記ば書くことをお勧めしちゃる。あとで自分がどんなんやったか、
今と昔はどげんやったか、わかるけんね。