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東京里山日記

上野 純が東京の多摩地方で撮影した里山風景や、そこに暮らす生き物の写真を中心に載せています。

 

東京の里山、朝焼けの田んぼ。

僕の記憶の中でも印象的に残る風景なのですが、

この風景の記憶とは別に、印象的に残っている事がある。

この写真を撮ったのは2010年6月25日。

詳しい人はこの日にちだけで分かる人もいるかもしれませんが、

この日はサッカーのワールドカップ南アフリカ大会で、

 

日本代表が決勝トーナメント出場が掛かった日でした。

サッカーはワールドカップくらいしか見ない人間ですが、

 

試合は朝早かったので(放送は4時くらいだったかな)

早起きして見ようと思っていました。

当日の朝、何とかベットから出て、何気なく窓から外を見ると、

 

東の空に朝焼けの気配がありました。

試合は後回しだと、僕は急いでカメラを持って原付で田んぼに向かい、

 

今日の写真を撮りました。

感動するような朝焼けを撮った満足感もそこそこに、

 

その後、急いで家にまた戻り、

 

今度は追っかけ再生で録画の試合を見たという、忙しい朝の記憶。

試合は3-1で日本が勝って無事に決勝トーナメント進出が決まり、

 

試合も写真もとても上手くいって嬉しい朝となりました。

なので僕がこの写真を見ると、

 

その背景にはいつもこの日の朝のドタバタを思い出してしまうという、

 

撮った人にしかわからない写真の記憶の話でした。

(東京都八王子にて)
 

 

凛とした空気が漂う昼下がり。

 

真っ白な斜面に命の鼓動。

 

東京のカモシカも雪を見る。

 

(東京都西多摩にて)

 

降り続いた雪が止むと、

 

いつも知っている風景が全く別の風景に。

 

今年は雪の魔法がかかるのでしょうか。

 

(あきる野市にて)

 

 

おじいちゃんやおばあちゃんが、

 

秋晴れの下で農作業をする風景を、

 

僕が写真を撮り始めた頃はよく見かけました。

しかし現在は、昔は田んぼだった場所は草が生い茂る休耕田になったり、

 

畑になったり、建物が建っている風景を目にします。

年々田んぼの面積が少なくなってきたのは寂しい事で、

この流れは残念ながら変わることはないでしょう。

今日の写真は今から15年前の写真です。

ここは現在、例によって小さな畑と休耕田になっていて

 

昔のような美しく調った風景ではなくなりました。

写真に写っているおじいちゃんには何度も撮影させて頂き、

 

お世話になりました。

 

今でもお元気なら嬉しいのですが。

冬になり撮影を休止して昔の写真をレタッチしている

 

今日この頃です。

 

(写真:2007年東京都あきる野市にて)
 

 

 

普段、撮っている田んぼの水は、

 

多摩川の支流にあたる秋川から

 

用水路によって引き込まれた場所が多いですが、

 

その秋川の水は何処からやって来るのかというと、

 

檜原村の山地という事になります。

 

檜原村の山は深く、雨上がりの風景は とても神秘的で、

 

このような場所から水が

 

やって来ているのかと考えると、

 

その水は有難く、

 

また尊いものだと感じる事が出来ます。

 

(檜原村にて)