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広告業界で働く事業家。世の中変えちゃうよ。

ありがたいね。
就活中の学生向けに業界について、それからこれから先の社会についてみたいな話をする機会を頂いて、今その原稿を作ってるところです。
その他、Webに掲載される頼まれ原稿を含めて、会社の業務以外の原稿を3本抱えてる状態。ありがたい。

この週末は、トラの練習時間を原稿書きにあててます。
土曜の夜2000m泳いだけど。

会社の仕事も確かに忙しいんだけど、こういう業務以外の仕事っていうのは、大きなチャンス。
まず、沢山の人の前で話をすることで、自分自身の考え方(業界に対して、個別の仕事に対して、社会全体に対して)を整理できる。
その上、人脈も一気に拡大する。さらに、自分のブランディングにもつながっていく。

社会との関係性の中で、個のアイデンティティが形成されていくというのは、まさにこういう事。

僕の場合には、それが今僕が会社でやっている仕事にもいい影響を及ぼしてくるという、Goodサイクルが出来上がってる。
仕事と生活のボーダーレス。なので、24時間365日全部が楽しい。
Twitterが話題になってる中で、mixiがボイスを開始、このアメブロをやってるアメーバもつぶやき系を開始。
Twitterと競合するのか何らかの方法で接続できるのか?

出来れば、共存して欲しい。
使う側にしてみたら、どこにつぶやきを打ち込むかはあんまし関係ない。

でも、「Amebaなう」の語源知らずにサービス使う人が沢山出るんだろうね。

芸能人も600人が初期の段階で使うそう。
広まり方はTwitterより早いかも。

情報発信能力が高い(人も参加している)Twitterユーザーと、個人の日記が多いAmebaで流通する情報がどう変わるか。
個人の日記みたいにつまらんつぶやきが大量にTLに並ぶようなら、mixiと同じ道を辿るんだろうと思う。

何度も言うけど、CGMコンテンツは相互に連携して価値を生むと思う。
そういう意味では、ガラパゴス化したmixiと同じ道を辿って欲しくない。

でも、mixiはガラパゴス化した日本のケータイマーケットで増収増益してるんだけど・・・。
日経ビジネスにコマツ会長の坂根正弘氏のインタビューが掲載されてました。

いくらグローバル化が進んでも、どの国の企業も国籍を失ってはいけない。
しかし、かつての日本的経営に戻ることはあり得ない。
と。

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問題の本質は、期間社員などの非正社員に正社員になるチャンスがないことにある。それが、ひいては正社員と非正社員との格差の固定化につながっている。ですから、非正社員が正社員になれる機会を設けるべきであって、全員を正社員にしなければいけないことではありません。
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先日の話にもリンクしてきます。
座席の限られた(しかもその座席が次々減っていく)電車に乗れる人の数には限界があります。
能力のある非正社員が正社員になれる、ということは必然的に、能力の無い正社員が退場する必要があります。
今の日本では、雇用される側が圧倒的に有利な法律があるため、退場をしてもらうことが出来ません。

実は、これは働く側にとっても不幸だ、と僕は思いますが。
緊張感のないまま中高年になってしまい、いざ再就職ができない年齢で急に放り出されたほうがよほど残酷じゃないでしょうか。

勝間さんなど、「自立した個人に」という呼びかけをしている方が沢山いるように、会社がなくてもきちんと商売をして生きていける人が、実は一番安定してるんです。
自分が持っているリスクを、自分でコントロールできるから。

安定の代名詞、公務員、それも末端の市区町村の職員はどうでしょう。
赤字財政の地域なんか目も当てられないと思うけど、働いてる方はどう考えてるんだろう。
安定している、と思えてますか?
「人は減って、仕事が増えて、うつになる人も沢山いる」とメディアが報じていますが、そもそも、リスクを自分でコントロールしなくていい(できない)仕事を選んだんだから、当然。
これに次いで、大手企業も年末にかけてリストラを加速させます。

これに対して「誰でも有能なわけじゃない」と反論するのが精神科医の香山リカさん。
勝間さんのように、生き生きと仕事をして料理も楽しみ、前向きに生きて成功できる能力がある人ばかりではない、ダメでもダメなりの人生があるじゃないか、という考え方。
こうした考え方が一部で支持されて、今新書がベストセラー。

個人的にはこういう現象が起こってる時点で、日本の今の不況は別にリーマンショックだけのせいではなく、働く人側が終わってると思うんだけど・・・。
レストランで、ダメならダメなりの仕事をされたらそこにお客は二度と行かないし、商品作る人がダメなりの仕事しちゃったら買った人は不幸。

新卒の学生にそれを理解しろ、と言っても難しいかも知れませんが、40歳で気づいても、もう遅い。
気づくなら今です。
面白い本でした。
貧乏はお金持ち
著者: 橘玲
出版社: 講談社
サイズ: 単行本

先日の企業での中高年ダブつきの話題に続いて、自分の人生に対してどうリスクをとって生きるか?をきちんと考えてる人にとってはいい本。
そんな人生のリスクなんて考えた事もなかった、という人は「そう言われて出来るようだったら苦労しない」という言葉(言い訳)がほぼ100%出てくる本。

後半では、具体的に会計のお話などが出てきてそのまま使える。
働き方を見直すには実践的な本。
僕は、ご存知のとおり自分の人生は自分でリスクをとって生きていく、という考え方なので役に立ちました。



みんなが好きな仕事に就けて、毎年給料が上がっていって、会社は一生社員の面倒を見てくれて、退職すれば悠々自適の年金生活が待っていて、病気になれば国が下の世話までしてくれる─ そんな理想郷を勝手に思い描いて、その夢が裏切られたと泣き喚くのはそろそろやめよう。そんな都合のいい話があるわけないって、幼稚園児だって知っている。(本書より)

僕が出会う人の中にも、いまだにこういう幻想を持っている人もいる。
例えば、リーマンショックの反省を活かし、終身雇用を復活させて欲しい、とか言ってしまう人達。


橘玲氏はこういう。
「格差社会」で一番得をしたのは誰か?
IT長者やヒルズ族ではない。いちばん得をした社会階層は終身雇用で守られた公務員や大企業の従業員だろう。
説明は簡単だ。彼らの利益の源泉は、長期のデフレ。
定期昇給が廃止されても、見送られても、モノの値段が安くなっていくのなら、実質的な給料は増えていく。
実質インフレ率をマイナス2%とするなら、定年まで雇用が保証された上に、毎年2%ずつ昇給しているのと同じことになる。

この意味が分かるだろうか?
IT長者やヒルズ族は格差社会を助長した、と労働組合らによって叩かれていたけれど、実は一番得をしていたのも彼ら労働組合員だった。
「私たちはモノじゃない!」「人間らしく働かせて!」と呼びかけたり、蟹工船が売れてしまっている間も、彼らは自分の立場だけは守りながら、黙っていても毎月給与口座に決まった給料が入っていた。
何故、労働者の権利をこんなに声高に叫ぶか、といえば当然、終身雇用という自分達の既得権を守るために他ならない。
何だかわからないけど、派遣村だ蟹工船だと煽られて、感情的にそれに乗ってしまった本当の意味での苦しい人達は、ネタに使われただけで、結局のところなんの恩恵もなかったわけだ。

大企業の従業員数、減ってるんですよ。
団塊の世代が退職する一方で、新卒も中途も採用していないから。
誰も降りない電車、しかも車両が一両、また一両と減っている電車に、乗りたいと騒いでみたところで意味がない。
でも、電車の中で座席にしがみついているのが仕事になってしまっているおっさんを、ひきずりおろそう、という若い人達の考え方には僕は反対。
そんな電車に今から乗ったところで意味がない。

人を引きずりおろすような事をするんじゃなくて、
自分が価値ある新しい電車を作って、おっさんで満員になって身動きがとれなくなっている電鉄を駆逐してしまえばいい。
それが出来ずに「仕事をくれ」と叫ぶ若者の方が、僕は嫌い。