コロナウィルスの封じ込めには世界的に見て成功していると言える状況にもかかわらず、安倍政権の支持率は直近で30%台と低迷しています。
衆議員議員の任期は21年10月までで、自民党総裁の任期は21年9月です。今秋以降、政局は流動化してくると思います。
「ポスト安倍」については、岸田政調会長への禅譲が早くから語られています。
安倍総理の意向とのことですが、果たしてそのようにことは進むのでしょうか。
安倍総理のお膝元である細田派、盟友である麻生財務相率いる麻生派、それに岸田派が一致して支持すれば、当然「岸田首相」の誕生は可能です。
しかし、岸田氏は、国民的な人気が必ずしも高いとは言えず、次期総選挙の顔として戦うことができるのか、自民党議員からは疑問の声も上がるでしょう。
また、必ずこれを成し遂げるメインテーマを持っているとも思えません。小泉さんは郵政民営化、安倍さんは憲法改正(成し遂げることは難しそうですが)といったテーマをもっていました。
岸田VS石破の構図となった場合、二階派や菅グループは石破氏を支持する可能性もあります。
私が意外とありそうと思っているのが、河野防衛相擁立論です。
河野氏は外相就任以降、存在感を発揮しています。国民的な人気も徐々に高まってきています。
岸田氏よりも選挙の顔になる可能性はあります。
他方で、河野氏は、今は封印しているものの元々脱原発論者であり、こういった政策を前面に掲げるようなことがあれば、党内の支持を確保することが難しくなる可能性があります。
脱原発を自民党が掲げて選挙を戦うと、意外に国民の支持を得られるのではないかと私は思います。小泉さんの郵政解散のような状況が生じるかもしれません。
いろいろと行き詰まった時、ウルトラCは小池擁立論です。
何をばかなことを、とおっしゃるかもしれませんが、選挙で勝てる候補者という意味では有力な候補の一人です。もちろん都知事を辞職する必要もあり、簡単ではありません。
安倍1強の中でこれまで平穏な政治が続いていましたが、これから先はかなり動きが出てくると思いますので、注目していきたいと思います。