NY株式市場は、ダウが最高値を更新するなど好調を維持している。他方で、日本株は、3月以降上値が重い展開となっており、対照的な構図だ。
日本は、緊急事態宣言の延長に加え、コロナワクチンの接種が非常に遅れており、国内景気が上向かない状況だ。
東京五輪の開催も微妙な状況になってきた。五輪中止となれば、さらなる株価の下振れも視野に入ってくる。
ただ、世界的に景気は急速に回復していることから、景気敏感株と言われる日本株が下落基調に転じることは考えにくいだろう。
昨日、米国の4月の雇用統計が発表されたが、非農業部門の就業者数が+26.6万人と、事前予想を大幅に下回った。
実態が良くないかどうかは議論があるようで、季節調整の技術的な要素も指摘されている。
高額の雇用保険給付により、職を求める人が増えていない、つまり手厚い労働者保護がかえって雇用の
ミスマッチを解消させない要因となっているとも指摘されている。
いずれにせよ、今月分だけで基調判断するのは適切ではなく、来月の雇用統計を注視していきたい。