私は時々、ふとこの本を開きます。

著:スペンサージョンソンの

「チーズはどこへ消えた?」

11年前に発売された本で、

発売当時、私は学生でした。

何度読んだか分かりませんが

「今の自分」と照らし合わせることで

読むたびに新しい発見と

初心を思い出させてくれるこの本が好きです。



様々な企業で研修の教材として

配られたと言う話も耳にしました。

私が勤めている会社でも

回覧した事があると言う話も。



内容は非常に簡単で

2匹のネズミと2人の小人が

チーズを探して迷路に旅に出ると言うものですが

(かなり雑な説明ですが。。。)

ここでのチーズは仕事であったり

財産であったり、健康であったり、恋愛であったり。。。

そして迷路は私達の置かれている環境

(会社であったり社会そのものであったり)

をあらわしていて、

登場人物の2匹と2人の目の前から

安定して供給されていた沢山のチーズが

目の前から突然消えたら各々は

どのように行動しどのように考えるのか。

急激な変化にどのように対処すべきかを

考えさせられる内容です。



現在直面している日本の危機的状況や

今の社会情勢、仕事などに

この本の格言を照らし合わせてみると

「チーズを手に入れれば幸せになれる」

そう思っていたし、実際に私達の生活を

豊かにしてくれていた良質なチーズが

私達の目の前から突如として消えました。

「自分のチーズが大事であればあるほど

それにしがみつきたくなる」
私達。

「常にチーズのにおいをかいでみること」

「そうすれば古くなったことに気が付く」


前々からそのチーズが腐りかけ古くなり

食べることで体に問題を起こしたり

生活そのものに悪影響があることを知っていれば

それにしがみつくことは無かったはずなのに

変化を恐れ、安定を求めることで

行動に起こさなかった2人の小人。

ネズミのように

「古いチーズに早く見切りをつければ

それだけ早く新しいチーズが見つかる」
事を

本能的に察知し行動に移していればこのような事態には

ならなかったと思います。

「チーズが無いままで居るより

迷路に探しに出たほうが安全」
なのです。

「従来どおりの考え方をしていては

新しいチーズは見つからない」
のです。

「早い時期に小さな変化に気が付けば

やがて訪れる大きな変化に旨く適応できる」
のです。

小さな変化に気が付いていたのにも関らず

対処しなかった小人達はどのように対処していくのでしょうか。


何度と読んだ本。

ですが、今回読んで感じ取った事は

今までの中で一番大きかったように思います。

新年度、気持ちを新たに頑張りましょう。

チーズはどこへ消えた?/スペンサー ジョンソン

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