■エピローグ


やっとの思いで42km地点を4時間22分で通過。


本当にきつくて長い道のりだった。。。


でも、目標のサブ4.5(4時間半切り)は目前。


残りの力を振り絞りスパートを


掛けようとしたとき目の前には


「夢の195m!」の横断幕。


ボランティアスタッフや沿道からは


「お帰りなさい!」「あと少し!」


「良く頑張ったね!」「完走おめでとう!」


割れんばかりの声援が飛び交う。


中には


「まだまだ!もう人踏ん張りじゃ!」と言う


どSな声援も。苦笑


残り195m。


ここで2人抜き返し、


4時間23分で夢のフィニッシュ。


その瞬間、自然と涙が出た。


これだけ自分がチッポケで努力不足を痛感し、


4時間を越える長丁場の中で嘘・偽りの無い


自分と真正面から向き合い対話をした時間は


人生で初めてだったと思う。


そして。


これまで味わったことの無い果てしない達成感。


色んなモンがこみ上げてきた。


走りきったものだけが味わえるこの


えも言われぬ達成感。


多分。


これだけ多くの人がフルマラソンに


挑戦する理由はこの為なんだと思う。


この、一瞬を味わう為だけに。


これだけの感動を味わうことが出来たのも


沢山のボランティアスタッフの方や


私設エイドを用意してくれたボランティアの方々。


大会運営の方々のお陰だと思います。


本当にありがとうございました。


正直、今の心境としては


当分の間はフルマラソンを封印したい。


と言う気持ち。笑


身体ガクガク。


でも、この達成感を味わう為に


次に向けて練習していきたいと思う次第です。笑


レース中、レース後に声を掛けていただいた


アメブロランナー@ぽにょさん、ありがとうございましたヽ(´ー`)


おしまい。


~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・


■序章


朝5時半起床。


推定気温4℃。


昨日は吹雪に見舞われたが


道路状態は良好のよう。


に。


思えたが、隣の駅は白銀の世界。



ランニングノート ~走り書き~-100207_0733~01.jpg


き、きっとこの駅の付近だけ降ったに違いない・・・


そんなわけも無く。


隣の駅も、そのまた隣の駅も一面雪景色。


雪が降らなかったのはうちの近所だけだったみたい orz


きっとうちの近所は都会だからに違いない!(※ど田舎です


そんな下らない事を考えながら8時半会場入り。




ランニングノート ~走り書き~


雪で路面凍結している所や


日が当たってべちゃべちゃな所があったりと


スタート地点の路面状態は最悪。


着替えを済まてコースに出ると


アスファルトで固められた路面は


特に問題も無く非常に走りやすい状態だったので一安心。


1km程度のアップを済ませスタートラインへ。


自己申告タイム順に整列するようだったので


今回は4時間~4時間30分のエリアへ。


スタート時刻を待ちながらストレッチをしていると


突然バン!と言う号砲が


Σ(゚д゚;) 今の何!?


何の前触れも無くフルマラソンがスタートした模様・・・


あまりに突然で、いきなり


出遅れ感のあるシロートNAMI。


いざ、初フルマラソンへ出陣!


・・・・。


と、思いきや全く列が進まない件についてorz


フルマラソン男女合わせて2800人が


細い河川敷に雪崩れ込もうとするもんだから


一向に前に進まず。。。


ヨチヨチ歩きで(今度こそ)いざ出陣!


ちなみに。


最大の目標は「完走」で、あわよくば


サブ4.5(4時間半切り)を狙っていこうと思っていました。


それに伴う作戦として6'00"/km前後のイーブンペースか、


それとも攻めの姿勢で突っ込んで


力尽きた所から出たとこ勝負で行くか。。。


勿論イーブンペースがいい事は分かりきっているけど


初マラソンだし色々実験してみたくなって


悩んだ末にあえて後者を選びました。


大きく失敗してこそ次に繋がるものだと信じたい!苦笑


と言うわけで。


以下作戦が見事失敗した事を物語る


恥ずかしすぎる公開処刑的ラップタイム。


先日購入したTimexの心拍計大活躍。

↓距離/ラップ/(トータルタイム)/心拍数↓


0-Gate-1'31"(1'32") 102

01km-7'05" (8'36") 132
02km-押し忘れ
03km-10'55"(19'31") 156 (2km+3km)
04km-5'01"(24'33") 166
05km-4'57"(29'30") 169
06km-4'53"(34'24")170
07km-4'41"(39'05") 174
08km-4'40"(43'45) 175
09km-4'47"(48'32") 177
10km-4'53"(53'26") 176
11km-5'02"(58'28") 177
12km-4'57"(1.03') 176
13km-5"08"(1.08') 176
14km-5'05"(1.13') 178
15km-5'09"(1.18') 177
16km-5'09"(1.23') 178
17km-5'32"(1.29') 180
18km-5'13"(1.34) 180
19km-5'06"(1.39') 179
20km-5'32"(1.45') 179
21km-5'46"(1.51') 175
22km-6'06"(1.57') 174
23km-6'04"(2.03') 175
24km-6'42"(2.10') 170
25km-6'12"(2.16') 171
26km-6'10"(2.22') 170
27km-6'24"(2.28') 170
28km-押し忘れ
29km-16'32"(2.45') 158(28km+29km)
30km-7'03"(2.52') 163
31km-8'08"(3.00') 158
32km-7'59"(3.08') 163
33km-9'10"(3.17') **
34km-7'50"(3.25') **
35km-7'38"(3.33') **
36km-6'49"(3.40') **
37km-7'03"(3.47') **
38km-7'45"(3.54') **
39km-6'44"(4.01') **
40km-7'32"(4.09') **
41km-6'29"(4.15') **
42km-6'26"(4.22') **
0.195km-1'00"(4.23') **


以下ポイント毎の振り返り。


■3km地点


この辺りから徐々に作戦通り攻めの姿勢に転進。



ランニングノート ~走り書き~


■5km地点


前を走るおじいちゃんが突然大声で


あ、そういえばシャンプーの蓋してくるの忘れたわぃ


今思い出して口に出さんでも・・・


てかそんなに重大だったんでしょうか。


この辺りでロンT+ウィンドブレーカーと言う厚着を


悔いるような汗が。。。


とにかく日差しが強くてアツ━━━━(´Д`υ)━━━━・・・


■7km地点


沿道に見覚えのある人が。。。


■10km地点


53分26秒で折り返し。


攻めの姿勢で突っ走ってきたが


この時点である程度貯金が出来たことが


確認できた為、ややペースを落とす。


■14km地点


沿道に職場の先輩ハケーンキタワァ━(n‘∀‘)η━ !!!!!


テンション上がって言葉が出てこず


手を振るだけで精一杯なシロートNAMI。苦笑


オサレな帽子を被っていたので行きしは


全然分からなかった。笑


寒い中応援ありがとうございました!


■15km地点


早くもシンドイ!?


そんなはずは無い!と自分に言い聞かせながら


ペースを落とそうとしない身の程知らずなシロートNAMI。


素直にこの辺りで守りに入れば良かったと今になって後悔。orz


■19km地点


早くも足に異変が。。。


動揺を隠そうと平然を装うシロートNAMI。


■21km地点


タイムを見て体は正直だなぁとつくづく思う。


ハーフを通過した時点(1時間51分)で狙ったかのように


ガクっとタイムが落ちた。


■24km地点


過去の30km走からも


25km地点位までは5分前半台の


イーブンペースで走ってこれる予定だったけど


どんなにもがいてもこれ以上足が前に進まず。


24km地点でバキっと心が折れまさかのストップ orz


前半のオーバーペースが早くも足に響いてきた模様。


こんな所で立ち止まったことなど無かったので


シロートNAMIは動揺しまくり。


落ち着くためにも初めてエイド(給水/給食所)に立ち寄り


パンとバナナと謎の黄色いスポーツドリンクを


口いっぱいに放り込み激しくむせてスタッフの


注目を一同に集めるるシロートNAMI。


恥ずかしさのあまりそそくさと退散。


■25km地点


4時間のペースランナーに抜かれる。。。


サブ4ランナー、恐るべき速さorz


その後、アメブロランナーさん@ぽにょさんに抜かれる。


声掛けていただきありがとうございました♪


■27km地点


一度折れた心はいとも簡単に折れるもののようで。


エイドを見つけちゃパンやらクッキーやら飴やら


とにかくエネルギーになるものを摂取し


折れた心の修復に勤しむ。


クッキーに至っては片手でつかめるだけ掴んで


ポケットへそのまま放り込み次のエイドまでの


つなぎとして確保。


この辺りで両足の


大腿四頭筋が痙攣をはじめ


「つる」一歩手前の状態が続き


走行困難に陥る絶望的な状態。


棄権」の2文字が頭を過ぎる。


■30km地点


2時間52分で折り返し。


残り12km弱の戦い。


ここからは未知の領域。


身体が全く動かずまな板の上の魚よろしく


もがき苦しみながらの走行が始まる。


■33km地点


ペースが極端に落ち心拍数も減少をはじめ、


心拍計がわずらわしく感じ始めたので


測定ストップして走ることへ集中することに。


タイム見ても1km走っちゃ歩き、


歩いちゃ走りの状態が続く。


エイドで食った梅干が絶品。


身体が塩分を欲していた模様。


■35km地点


前を行くヲサーンが突然転倒Σ(゚д゚;)


顔面強打=流血。


あまりにひどい出血で手を差し伸べる余地が


無さそうだったので、大声で


数人のヲサーンと「きゅーご!(救護)きゅーご!」


と周囲のスタッフにアピールしその場を離れる人でなしNAMI。


■36km地点


流血を目の当たりにして折れた心が復活(?)


一番キツイ山場は乗り越えた感。


ここからは自然と身体が前に進む感じで


上半身の腕振りと気合・根性で前に進む。


これぞ身体の神秘。


■40km地点


タイムはそれほどでもないが


気持ちはラストスパートモードへ。


■エピローグ


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