SUGIZOさんのD2を、テレキャスターベースで製作するというプロジェクト

スタートしたのは夏休みで、塗装剝がしは福岡の実家でやったものです。

ヤフオクで4000円だか4500円で落札したFENDER JAPAN製で、元色は黒でした。

型番は「TL-33」なので、多分一番安い機種でしょう。3ピースのバスウッド材で、ネジ跡から中国製などと同じようなトップローディングの6ウェイブリッジだったと分かります。ヴィンテージスタイルの3ウェイであればネジは4点留め、位置ももう少し前方になります。

ボディー単体(付属パーツ無し)で購入したので、ネックも他から持ってきます

FJ製だからといってネックポケットの調整が免除される訳ではありません。組み合わせるネックのヒール部分の厚みや形状によってはかなり削り込みます。

ネックは石橋楽器MAVISのネックを使いますが、これのヘッドとエンド側の形状をテレ用にアレンジしてからセットします。

MAVISも昔はFENDERヘッドでしたが後年こういう形になりました。ストラトではカッコいいとは言えませんが、これをテレ風にするのは結構好きです

スマートで意外とカッコいいでしょ？

裏側も、いつもの整形手術です。

それからブリッジも(P-90搭載に合わせて)3ウェイタイプを切断です。

リアにP-90搭載の場合には、先日のHURRICANEのように元穴の問題やピックアップとブリッジの間の隙間が大きくなるので、普通のテレギブブリッジよりも長めに切断します。リアPUを吊り下げるネジ穴が1つ残ってしまっているのはそのためです。

前代未聞のP-90×3発のテレに期待が高まります

問題はサーキットですが、昨日紹介したサーキットは採用しないことにしました

私自身がSUGIZOさんのファンではないし、その曲も聴いたことありません。

自分が知らずに組んだ1本目のD2のサーキットもサウンドバリエーションが豊富で好きですが、ここは見た目の過激さに負けない仕様にしようと思います。

私がストラトを組む時に多用する配線ですが、CRLの5ウェイセレクターを用いて普通にフロント＋センター、リア＋センターのハーフトーンが使えるようにしますが、さらにスイッチPOTを使い、トーンノブのPULLでフロントとリアを選択時、それぞれにセンターがシリーズ接続されるという配線です（その際、センターポジションとハーフトーンポジションはいずれもセンターのみの起動になります）。

これによって3Sながら擬似HSHレイアウトのように使うことができます。

P-90はシングルコイルながら充分に図太い音を出しますが、これをシリーズ接続させるというのは、ちょっと実際やってみないと分かりませんが・・・非常に凶暴なテレが誕生しそうな気がします

テレ改造はつづく…⑰