今夜は電装系作業のうち、リアPUまわりの作業です
オリジナルのピックアップは先日の画像の通り、黒いカバードタイプのシングルコイルが2基という、面白くもないヴィジュアルです。
ピックアップの場合、カスタムといっても、若干出力の高い物に換装したり、DIMARZIOやDUNCANといったブランド物に換えました~ …(おしまい)
という感じで、それ以上の話題にも記事にもならないので、
今回はもう少し突っ込んで弄りたいと思います
画像は、フェルナンデスあたりの製品によく見られるバータイプのポールピースを持った高出力のハムバッカーです。
上の2個は、それを分解してボビン2個を取り出した物です。
ベースプレートとマグネットは今回使わないのでジャンク箱行きです
フェライトマグネット仕様のシングルコイルの場合、通常はポールピースの真下に1つだけ取り付けてある物がほとんどです。
その後、ポールピースを両脇からサンドイッチするように2つのマグネットを装備したツインマグネット仕様のピックアップを、DIMARZIOやそれを真似した国内メーカーが製造しました。
今回は、テレキャスター用リアPUのベースプレートに収まるギリギリのサイズで、太くて強力な磁石を2個取り付けてみました。
裏側から見るとこんな感じで、コイルボビンを大きくはみ出す感じで接着しました。
今度はここに、テレ用PUのベースプレートを取り付けます。
断線したピックアップなどから、使える部分は全て外して保管してあるので、こういったピックアップの構成部品も豊富に在庫しています
これが表側から見た画像です。
これを搭載するブリッジプレートは、過去に何度も記事にした「テレブリッジ切断リアPUリング」です。
ディスクグラインダーで切断し、断面をきれいに磨きます
高出力ハムバッカーを分解し、コイル1つをツインマグネット化してシングルコイルPUとします。
コイル1つだけでも、直流抵抗値は7.44kΩもあり、通常のテレ用リアPU(大抵5~6kΩ)よりずっとHOT気味です
どんな音が出るかはギター自体が完成してみないと分かりません
別にいいんです…「いい音」の定義など人それぞれなんだし、カスタムの本義は自己満足ですから、細部までたくさん手を入れることに意義があるんです