塗装に入る前に、フィッティングを終えたボディーとネックをジョイントしてみようと思ったのですが、PLAYTECKのジョイントプレートは通常の物よりひと回り小さく、流用できませんでした
ネジ穴自体は中国製のように斜めに入ったりしていなかったので、汎用品のプレートを当てれば問題なしでした
いよいよ塗装に入りますが、今回の材はアッシュです
アルダーやバスウッドは320番で研磨後、生地着色⇒プライマー⇒アンダーコートと難なく進みますが、アッシュやマホガニーといった多孔材は導管が大きいので塗料の吸い込みが多く、そのまま塗装という訳にはいきません。
普通はウッドフィラーを塗るという手順を踏みますが、ウッドフィラーというのは一種のパテで、塗膜を可能な限り薄くしたい私としては使用に抵抗があります。
それでアンダーコートのホワイトを厚めに塗って研磨を繰り返し、特に吸い込みの多い部分にはハケ塗りしてはまた研磨という、ひじょうに手間のかかる工程を踏んでいます
※ これら木地の残った画像は、研磨の過程です
重要なのはその加減で、導管を完全に埋めてしまうと、塗り潰しカラーの場合は木の風合いを失って、まるでプラスチックのような安っぽい質感になってしまいます
あくまでアッシュの特徴的な木目が浮き出る程度に仕上げます。
今日はここまでやったところで雨が降り出したのでカラーコートの塗装は中止です
電装系の作業に切り替えましたが、これもPLAYTECKから移殖するつもりが・・・
シンクロユニットもFENDER純正に交換されていましたが、ピックアップや電装パーツも全てグレードアップされていて、ギター本体の値段をはるかに超えるカスタムが施されているようです
これをバラしてしまうのはもったいないし、必要なパーツはポットが一つとジャック、スイッチ、配線材くらいな物なので、自前のストックパーツで済ませることにします(もちろん新品です)
ボリュームとコイルタップスイッチだけでトーンは不要ということなのでシンプルそのものです
ピックアップはツインブレードタイプがご希望だったので、これまたストックパーツの中からESPのダブルレイルを持ち出します
ESPの4芯タイプは、ワイヤーの色の中身がDUNCANと同じだったはずです
う~、完成までもうちょっとかかりそう
【お知らせ】
楽器以外で私が最近手掛けた仕事を紹介しておきます
先日、スタジオジブリが初めて実写で製作した愛知県の観光動画『風になって、遊ぼう』がyoutubeで公開されました
女の子が愛知県内の観光名所を駆け巡りながら、最後はジブリパークにたどり着くというストーリーを、ジブリならではの世界観で表現した4分強ほどの短編ムービーですが、その主人公の女の子のランニング指導を担当しました
完成した動画を見ると、ドローンなどを使ったスピード感のある映像で、あまり知らなかった愛知県の魅力が凝縮されていて絶対行きたくなると思います(特に廃線になった森の中のホーム)。
これまたギターとも猫ともフリースクールとも無関係ですが、長年ライフワークとしてマラソン、駅伝、ランニングのコーチングをしており、教員時代にはジュニア女子長距離で東京都の強化指定選手の育成も手がけました
現在でも大人になった教え子たちとは定期的にジョギングや各種マラソン大会への参加を続けていますが、さすがに近年は、ペースメイクするはずが、逆に引っ張ってもらう展開になってしまうこともしばしばです